浅い呼吸がおよぼす体への悪影響 

浅く、早い呼吸は、心身ともにマイナスの影響を及ぼす。  

 呼吸が浅いと血管は収縮して血行不良になり、全身が酸欠に近い状態になってしまう。内臓の働きも低下し、体は重たく感じるだろう。  

 脳にも十分なエネルギーが行き渡らない。脳は酸素の25%を消費し、酸欠に弱い器官だ。呼吸が浅くなって酸素を脳に送れなくなると、幸せの脳内物質と言われている「セロトニン」も不足してしまう。  

 脳が酸欠になると、心の働きにも悪影響だ。イライラしやすくなったり、不安感を覚えたりして、思考もネガティブになりやすい。

 メンタルが不調のときに薬に頼る人もいるだろうが、その前にまずは「呼吸」を変えてみることをオススメする。呼吸はメンタルのコントロール装置だからだ。  

ストレスがたまったときは、まず深呼吸だ。  

 深くゆっくりとした呼吸で酸素を多く脳に送ると、セロトニンは増える。薬と違って副作用はゼロ。ぜひ呼吸を意識する習慣をつけ、メンタルが不調のときは呼吸を変えてみてほしい。