●[超訳ヒント3]「理由、なぜ」コピーのテクニック
 「Ask(問う)」
 「Answer(答える)」
 「Action(行動する)」

 型18「理由・なぜ」でコピーを書くテクニックを3つ紹介しよう。3つの「A」を使いこなすことだ。


【テクニック1】「Ask(問う)」
「〜する理由」「なぜ〜するのか」のいずれのキーワードにおいて重要なのは、「問いかける」である。
 読み手は常にその先にある「答え」を探そうとするからだ。その「答え」こそが、訴求したい商品やサービスであるべきなので、何を「答え」とするか、事前に決めて問いかけることがキャッチコピーに求められる。

【テクニック2】「Answer(答える)」
「問い」を設定したら、その「答え」は、「問い(〜する理由)(なぜ〜するのか)」というキーワードコピーの近い場所に置かなければならない。
 この「答え」が離れて文末にこようものなら、読み手の好奇心が一気に冷めてしまう。

【テクニック3】「Action(行動する)」
「問い」のキャッチコピー、「答え」のボディコピーに誘導できたら、読み手の納得感は格段に高まっている。
 その勢いを殺さぬうちに「行動させる」ことが肝心だ。申込ページへクリックしてもらう、電話をかけてもらうことが「行動させる(Action)」だ。

 これら3つのテクニックを電光石火のごとく、1枚絵で見せなければならない。
 そんなことが可能なのだろうか?
 結論から言うと、可能だし、可能でなければ成果は出ない。
 成果を出している好例を紹介しよう。

【題材:ソニー損保の例】

これが、<br />ダイレクト損保No.1!<br />ソニー損保のコピーだ!

 出典:ソニー損害保険株式会社(WEB)
※実際の広告事例クリエイティブ例は、本書で紹介。

 見事に1枚絵の中に3つの「A」がおさまっている。

 そうすることで、確実にレスポンスにつながるのである。
 なぜなら、

 「問い(Ask)」のコピーで目を惹きつけ、
     ⇓
 「答え(Answer)」に導き、
     ⇓
 「行動(Action)」を指差すからだ。

 事例のソニー損保は、13年連続売上No.1と絶好調だ。