仕事ができる人が、「職務経歴書の一番上」に必ず書いていること写真はイメージです Photo:PIXTA

自分のキャリアや価値観を他者にアピールするには、日々のSNS発信が有効な手段。うまくハマればキャリアアップの道も開けるが、実名発信や炎上リスクに抵抗感を覚える人も多いはず。そこで筆者がおすすめするのが、日々コツコツと「職務経歴書」をブラッシュアップすることだ。そんな作業が、どうしてSNSの代わりになるのだろうか?※本稿は、森数美保『「何者でもない自分」から抜け出すキャリア戦略 やりたいことがなくても選べる未来をつくる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)の一部を抜粋・編集したものです。

認知を広げるツール・SNSは
キャリアを好転させる力がある

「SNSで発信なんて、私には向いていない」「実名でやるのは嫌だ」「炎上が怖い」――そんな不安や抵抗感を持つ方は少なくないでしょう。かつての私もそうでした。

 しかし、SNSでの発信には、あなたのキャリアを大きく変える可能性が秘められています。

 かつては、認知を広げるためにはメディアの後押しが必要でしたが、今ではSNSなどの発信プラットフォームが増え、個人でも広く情報を届けられる時代になりました。まずは、キャリアのコアとなるテーマや大切にしている価値観について、自分の考えをSNSで発信してみることから始めてみるのはどうでしょうか。

 SNSの発信手段には次のようなものがあります。

・長文での発信:ブログ、noteなど
・文章での発信と交流:LinkedIn、Facebookなど
・音声での発信:Podcast、Voicyなど
・短文での発信と交流:X(旧Twitter)など