夜の大都会はまさに「人の交差点」
豊島区のナンバーワンは公衆トイレと街灯?

 豊島区が、もう1つ1番になるもの。それは、公衆トイレの数である。面積1km2当たりで見たとき、豊島区はこの数が最多となる。街灯の設置基数も1km2当たりでは中野区に次いで多い。

 公衆トイレは、庶民の夜の繁華街地域を抱える豊島区の活動を支える、かなり必須な施設なのかもしれない。そしてまた、人が高密度に集積し、居住しているところでは、街灯も高密度に配置せねば安心・安全は確保できないということだろう。

 ところで、豊島区と言えば、アジア人を中心とした外国人を思い起こすが、実数の上では第7位で、新宿、江戸川、足立、港などには及ばない。また、対人口総数比で見ても、5位に留まる。イメージほどには、外国人が多いところでもないようだ。

 さて、そんな街も次第に宵闇に包まれる。広くない区域に、谷間のような住宅街のアパートの窓から遠くに見える大都会のシンボル・高層ビル群を眺望しながら、胸に夢を抱き、ひっそり静かに暮らす若者。東京有数の大歓楽街・池袋駅前では、執拗にくだをまくヨッパライがお巡りさんの手を煩わせる。

 やがて、終電に乗り遅れ、カプセルホテルに宿を求める酔客たち。そんな夜の大都会の表情を見せ、昼の活気とのコントラストを醸し出す街。豊島区の1日は、こうして暮れてゆく。

 だが、大都会らしい雑踏を抱え、多くの青年が暮らす豊島区には、何かを生み出す巨大なエネルギーを予感させるものがある。「第二の“トキワ荘”」は出現するだろうか。

■豊島区基礎データ
面積 13.01km2(18位) 世帯数 15万1596世帯(14位) 夜間人口 26万2009人(15位) 昼間人口 37万8475人(15位)

<次回は江戸川区をご紹介します>
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