小口達也

一般社団法人東京23区研究所 上席研究員
一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。
最終回
未婚の女性が多い街
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
東京23区に住む25~34歳の女性の未婚率は、1985年の35%から2010年には57%へと、22ポイントも増えた。一方で、独身男性はパラサイトシングルになる割合が大きいようだ。非婚化時代の背景として23区の都市機能を比較すると、ひとり身の多い区に理由が見えてくる。
未婚の女性が多い街
第9回
シルバーパワーがみなぎる街
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
東京は世界的に見ても高齢化が著しい都市の一つだ。高齢化への対応には、街に世代の新陳代謝を生み出すことだが、高齢者の就業率が高いことも街が活気づく要因となる。高齢者が多く働く街は? その仕事とは?
シルバーパワーがみなぎる街
第8回
寮や病院から自衛隊営舎まで9万人が住む「施設等の世帯」が多い街
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
国勢調査には「施設等の世帯」という分類がある。学校の寮や、病院・療養所、社会施設で暮らす単身者たちだが、東京23区では9万3000人がこれにあたる。「施設等の世帯」が多い区の傾向を検証してみる。
寮や病院から自衛隊営舎まで9万人が住む「施設等の世帯」が多い街
第7回
東京23区「今どき3世代同居」事情
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
世帯の約半分がひとり暮らしという今の東京にも、3世代同居の世帯は少なからずある。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らす人が多い街は、女性の就業率が高いのか? 出生率が高いのか? 東京23区の3世代同居にまつわるデータを考察してみよう。
東京23区「今どき3世代同居」事情
第6回
江戸とサウジアラビアで男性比率が高い共通の理由は何か。
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
女性100人に対する男性の割合を「人口性比」という。東京23区には、男女比率の高い区と女性比率の高い区、それぞれに区独自の“そうなる理由”があるようだ。人口性比を多面的に検証して見えてくる社会的要因や、歴史的背景に基づくデータを紹介する。
江戸とサウジアラビアで男性比率が高い共通の理由は何か。
第5回
幼児人口は裾広がり東京の子どもはなぜ増える?
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
少子化が進むなか、東京23区は過去10年で5%も子どもの数が増えている。子どもの人口ピラミッドもまさに理想的な形を描く。なぜ東京に子どもが増えるのか。23区別増加率の違いなどを見ながら、その原因を考えてみる。
幼児人口は裾広がり東京の子どもはなぜ増える?
第4回
賃貸か所有か、マンションか戸建てか、東京23区「居住形態相関データ」
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
東京の賃貸マンション率は28%。全国平均値は13%だから2倍を超える。賃貸マンションこそ、東京の住まいを代表する形態といえる。では、一戸建てはどうか?持ち家率は? ――23区のエリア別傾向を読み解く。
賃貸か所有か、マンションか戸建てか、東京23区「居住形態相関データ」
第3回
あなたは何回引っ越してどこに定住しますか?
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
「都民生活に関する世論調査」によると、「今住んでいる地域に今後もずっと住みたい」という23区民は77%。今回は、国勢調査のデータを見ながら「定住」と「移住」についてのエリア特性を見て行こう。
あなたは何回引っ越してどこに定住しますか?
第2回
2軒に1軒が単身世帯!東京23区「ひとり暮らしが多い街」
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
直近の国勢調査によれば2軒に1軒がひとり暮らしの東京23区。さまざまな事情でひとりで暮らす人々は、人生のステージや男女差によって住む街の傾向がまったく異なる。どの街にどんなひとり暮らしが多いのかを検証する。
2軒に1軒が単身世帯!東京23区「ひとり暮らしが多い街」
第1回
人が、どんどん増える街
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
2010年の国勢調査で、東京23区の人口増加が明らかになった。しかしその要因はこれまでと大きく変化している。どこにどんな人が住み、離れていくのか。それはどんなビジネスチャンスにつながるのかを検証する。
人が、どんどん増える街
第23回・最終回
板橋区――23区で最も安心・安全な街に見る「防災人づくり」の重要性
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
災害や犯罪に関する資料を集計すると、23区で最も安心・安全な街は、板橋区だ。「思わぬダークホース」と感じる人も多いだろう。高級住宅地をさしおいて、なぜ板橋区が最も安心・安全なのか。その背景を探ると、「人づくり」の強さが見えてきた。
板橋区――23区で最も安心・安全な街に見る「防災人づくり」の重要性
第22回
葛飾区――地盤の弱さや木造建物の密集をカバーする「公園サバイバル基地化計画」
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
地震で建物が倒壊・焼失した後に残るがれきの山。葛飾区で発生が想定されるその「震災廃棄物」は367万トンと23区の1年間のごみより多く、被害の悲惨さを物語る。こうした想定に対し、区が力を入れているのが「防災活動拠点」の整備だ。
葛飾区――地盤の弱さや木造建物の密集をカバーする「公園サバイバル基地化計画」
第21回
荒川区――23区一の厳重注意エリアを見守る「おんぶ作戦」と「おかみさんパワー」
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
もしも首都直下地震がやって来たら、荒川区の危険度は23区で最大となる。ただでさえ高齢者が多いから、被害の拡大は深刻だ。しかし、行政も手をこまねいているわけではない。「おんぶ作戦」と「おかみさんパワー」が、この街を支えている。
荒川区――23区一の厳重注意エリアを見守る「おんぶ作戦」と「おかみさんパワー」
第20回
世田谷区――狭い道路がアダとなる延焼リスクには、「ミニ防災圏」で対抗!?
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
安心・安全な街の代名詞と思われがちな高級住宅街・世田谷区。しかし、実はそうとも言い切れない。車で走ったことがある人ならわかるだろうが、とにかく道路幅が狭く、延焼リスクが高いのだ。そんな世田谷区が取り組む「ミニ防災圏」とは?
世田谷区――狭い道路がアダとなる延焼リスクには、「ミニ防災圏」で対抗!?
第19回
足立区――区民でさえ信じ込んでいる「飛び抜けた治安の悪さ」は本当なのか?
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
足立区と言えば、治安の悪さをイメージする人も多いだろう。だが、そうとも言い切れない。区民でさえ信じ込んでいる「飛びぬけた治安の悪さ」の背景には、何があるのか。実は足立区は、地震にも対応した「安全・安心な街づくり」に取り組んでいる。
足立区――区民でさえ信じ込んでいる「飛び抜けた治安の悪さ」は本当なのか?
第18回
品川区――出火と延焼のダブルリスクから区民を助ける「見守り、見守られる」関係づくり
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
品川区は、ほぼどんな建物でも建てられる「準工業地域」の割合が多いため、住工商の混在地帯が多く、出火・延焼リスクはかなり高い。そんな品川区が力を入れているのが、子どもや高齢者を守るための「見守り、見守られる」関係づくりである。
品川区――出火と延焼のダブルリスクから区民を助ける「見守り、見守られる」関係づくり
第17回
中央区――かの後藤新平も予測できなかった高層マンションの「震災リスク」
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
高層マンションが多い中央区は、一度大地震が起きれば多くの住民が生活の危機に晒される。その一方で、「安心・安全」の評価は高く、若い世代の流入は絶えない。最近では、若い新住民と高齢者の間で「リスクのアンバランス」現象も生まれている。
中央区――かの後藤新平も予測できなかった高層マンションの「震災リスク」
第16回
杉並区――交通事故、空き巣、火災……閑静な山の手住宅街に忍び寄る「魔の手」
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
杉並区と言えば、「山手の閑静な住宅街」というイメージが強い。だが実態は、交通事故、空き巣、放火など数々のリスクを抱える土地柄でもある。区はこれらの問題を解決しようと、先進的な取り組みを続けている。その実態を覗いてみよう。
杉並区――交通事故、空き巣、火災……閑静な山の手住宅街に忍び寄る「魔の手」
第15回
渋谷区――少年犯罪多発エリアは、「住み続けたい街」へと生まれ変われるか?
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
渋谷区と言えば若者の街である。そのせいもあり、犯罪少年の検挙者数は23区でもかなり高い部類に入る。しかし、清掃とパトロール活動により、環境は改善されつつある。渋谷は、「住んでみたい街」から「住み続けたい街」へと生まれ変われるか。
渋谷区――少年犯罪多発エリアは、「住み続けたい街」へと生まれ変われるか?
第14回
文京区――大岡越前守の治安政策が根付く、23区でピカイチの「防犯優等生」
池田利道,小口達也,一般社団法人東京23区研究所
大きな繁華街を持つ他区に囲まれながらも、文京区の治安の良さは23区でピカイチだ。「交通事故死者ゼロ」の大記録を達成したこともある。だがその反面、震災発生時の火災リスクは低くない。大岡越前守の治安政策は、この地に今も根付いているのか。
文京区――大岡越前守の治安政策が根付く、23区でピカイチの「防犯優等生」
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