ビールで乾杯、はもはや当たり前ではなくなってきているようです

 いよいよ暑い夏が始まった。夏といえばビールだが、そのビール類の売上の減少が止まらない。2014年のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンルの合計)の消費量の合計が540万キロリットルで、昨年はそこからまた少し減少したという。

 2005年は634万キロリットルだったから10年で約15%の減少。バブル期のピークと比べると現在の消費量は7割にしかならないという。

 ちなみに昨年は各社がビールに力を入れたためビール類の中でビールの売上は19年ぶりに0.1%増加したというのだが、全体の減少傾向を見るとわずかな変化でしかない。

ビール売上減の最大要因は
“先輩からの圧力”がなくなったこと?

 なぜビールの売上が減少しているのか?諸説あるが、まず交通違反の規制の厳罰化。これは当然のことなので仕方がない要因だ。一方で若者がビール離れをしているという説も根強い。

 サワーやカクテルなど口当たりのいいお酒に若者が流れているという説もあるが、どうもそれだけではないようだ。2004年に2.1兆円あった国の酒税の収入も毎年減り続け、2013年には1.3兆円にまで減少している。

 つまりアルコール飲料全体が減っている。おそらくノンアルコールビールやノンアルコールカクテルなど最初からアルコールが入っていないドリンクを飲む若者が増えているのだろう。

 実際、私の若い頃と比べると違いがよくわかる。私はまったく酒が飲めないたちなのだが、大学に入って、いや時節柄社会人になってと言っておこうか(ちなみにこのあたりも酒の消費量減少の理由かもしれない)、先輩から、

「飲めなくても、まずは全員ビールで乾杯というのがマナーだ」

 と強く教わったものだ。