夏休み「ゼロ取得」の人は
忙しいのではなく、やることがないだけ?

 では、夏休みがゼロ取得にならないためにどうしたらいいのでしょうか。まずは夏休みが1日も取れない理由を分析してみましょう。取材して休みが取れない理由を尋ねると、

 「忙しくてなかなか休みがとれない」
 「休暇を取れば同僚に迷惑をかける」

 といくつかの理由を聞く事ができました。確かに休みづらい環境におかれているようです。ただ、ある質問をしたときに疑問が湧いてきました。それは夏休み「ゼロ取得」の人は、

 <夏休みにしてみたいことはありますか?>

 との質問に対して、「特にない」と回答した人がとても多かったのです。

 その一方で、長期休暇を実現している人に話を聞いてみると、休みが取れないのは「忙しさ」ではなく、「夏休みに対する意気込み」が足りないからではないか、と語ってくれました。

 では、夏休みを十分に取るにはどうしたらいいのでしょうか。まずは、意欲的かつ戦略的に休む方法を考えてみてはどうでしょうか。そして、確実に夏休みを取り「しっかり休む」タイプであることを周囲に認知させるのです。

 さらに自分が休んでも会社が困らないことを、自分でも認識することが大事かもしれません。自分が1週間くらいいなくても会社は実は困らないことを自覚する。さらに言えば、十分な静養をとらずに仕事をすることが間違っていると思うように意識改革することも必要かもしれません。集中力を高めて、より良い成果を実現するためには、リラックスする時間も意識的につくらなければならない…と認識させるのです。

 このような取り組みを行うことで、今年はもう難しくとも、来年からは夏休みを有効に取得していきましょう。