8ヵ国を話すマルチリンガル・新条正恵が、2016年リオ五輪にボランティアとして参加。4年後の東京大会でボランティアでの参加を考えている人たちのために、五輪ボランティアの仕事について現場から日々の様子をレポートする。
ボランティアスタッフは「大会関係者」
Bem-vinda aos Jogos Rio 2016! (リオ2016へようこそ!)
ニューヨークで乗り換えたフライトがパイロット不在のため数時間遅れ、地球の反対側の地・リオには正午に到着した。同じフライトにスロバキアチームのスタッフが同乗していたため、飛行機を降りたら早速オリンピックボランティアが出迎えてくれた。ゲートまで案内するボランティア2人の様子を見ると、両方ともブラジル人で、英語を話すのは1人だけのようだ。
「リオ2016大会関係者は、こちらの列へどうぞ」
入国審査の手前にはまた別のスタッフがいて、英語で案内をしていた。聞くと、ボランティアも"大会関係者"なので、エクスプレスレーンでの入国審査が可能だとのこと。おかげでスムーズに入国審査を通り、30分後には荷物を受け取ることができた。
到着ロビーに出るとすぐのインフォメーションデスクで、滞在先のバッハ地区までのバス乗り場を確認。これからの8日間はAirbnbを利用した家にステイするので、家のオーナーにもメールで家に到着する時間を連絡。エグゼクティブバスでバッハ地区まで向かう。