丸善、そして、ジュンク堂。この2つは、会社帰りのビジネスパーソンや主婦層など、世代を問わず利用者とする書店グループです。そこで、その購買データを分析すれば「いま注目の本」が見つかるのではないか、というこの連載。今回は、7月の「健康法」の分野に絞り、売れ筋のランキングとトレンドを読み取ってみました。

 仕事でいい結果を残すには、心身ともに健康であることが一番。したがって、社会人にとっては「健康管理」も仕事のうちともいえます。しかし、この春から新しい環境でスタートを切った人たちが、仕事にも慣れたためかガクッと体調を崩すのが、夏場のこの時期。そんな7月に注目されている「健康法」の本は、どのようなものなのでしょうか。ランキングを見てみましょう。

丸善・ジュンク堂 「健康法」書籍ランキング 2016年7月

金スマにより「自律神経」が大注目!

聞くだけで自律神経が整うCDブック
作者/小林弘幸 出版社/アスコム 出版日/2014年10月25日

 ランキングを見て注目したのは、「自律神経」という言葉。健康法ジャンルにおいて売上が1位と2位である『聞くだけで自律神経が整うCDブック』(小林弘幸著、アスコム)に加え、9位にも同著者の『自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」』(小林弘幸著、幻冬舎)がランクインしています。

 著者である小林弘幸氏は、順天堂大学医学部の教授。プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にも関わっており、自律神経研究の第一人者として知られている方です。2016年4月には金スマ(中居正広の金曜日のスマイルたちへ)に出演し、自律神経が身体に及ぼす影響と、自律神経の整え方を紹介していましたので、ご存知の方もいるかもしれません。

 このテレビ放送もきっかけになったのかもしれませんが、2014年10月に発売されていた『聞くだけで自律神経が整うCDブック』が、いま再注目されています。また、第2弾の『聞くだけで自律神経が整うCDブック 心と体のしつこい不調を改善編』も2016年6月に発売されたばかり。こちらは、第1弾同様に自律神経の乱れを整えるのはもちろんのこと、長引く不調で弱った自律神経の活動をアップさせる効果も追加した内容です。