あなたは、アマゾンにどういう印象を持っているだろうか?「便利」?それとも「怖い」?「アマゾンエフェクト」という言葉がある。これは、簡単にいうとアマゾンが与える影響のことだ。影響先は、競合する企業だけではない。経済や産業など、もっと広い範囲を変える可能性がある。アマゾンは、経営学の革命である。近い将来、必ず経営学の教科書に載るだろう。アマゾンを研究することは、ビジネスの最先端を知ることであり、未来の社会を知ることだ。本連載では、成毛眞氏の最新刊『amazon 世界最先端の戦略』から、一部抜粋してアマゾンの戦略を解説する。

頭の固いオジサン経営者が生き残れない理由

アマゾンには「世界を変えるもの」を取り込める機能がある

21世紀に入って登場した多くの新商品や新サービスは、スタートアップ企業が作り出したものだ。商品としてはドローン市場を寡占しつつあるDJ I、ウェアラブルカメラのGoProなどが代表例だろう。

まさにアマゾンも、新しいサービスを提供するスタートアップ企業とも言える。

これらの商品は、あまりに新しいコンセプトなので、登場当時はきちんとした説明がないと売れなかった。アマゾンでは、これらスタートアップ商品に対して、助言するサービスをしている。

スタートアップをいち早く取り込むと、新しい商品が早く売れて長期的な機会ロスを防ぐことができ、また大きな市場が作れることを知っているからだ。