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――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 カジュアル衣料品店「ユニクロ」を傘下に持つ日本のアパレル大手ファーストリテイリングは、中国の消費者向け販売を急速に伸ばしている。しかし、同社を支えているものがもう一つある。それは日本銀行だ。

 日本の長者番付トップの柳井正氏が創設したファーストリテイリングは11日、第3四半期(3~5月期)決算を発表、営業利益が前年同期比9.3%増加したことを明らかにした。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、この業績はアナリストらの予想を若干下回っていたが、同社の世界的事業拡大戦略は引き続き順調のようだ。現在では、同社の売上高の80%以上を占めるユニクロの営業利益の半分以上は、海外市場で稼ぎ出されている。ユニクロの国内事業の営業利益は7.5%減少したが、国際事業の同利益は15%増加した。