コロナのお正月、回転寿司で「寒ブリ」が例年以上におススメな理由お正月の回転寿司でオススメのネタとは? Photo:PIXTA

お正月は、おすしが食卓に上る機会が増え、持ち帰りができる回転ずしを利用する方も多いことでしょう。今年は、昨年からのコロナの影響で、水産品の流通状況が例年と違うこともあり、いつもよりお買い得なネタもチラホラ見受けられるとか。今回、漁師の息子で元築地卸、東京海洋大学非常勤講師でもある、おさかなコーディネータのながさき一生さんが2021年のお正月にオススメのすしネタについて、レポートします。

昨年から続く
「回転寿司」に良いネタが集まる状況

 飲食店のみで使われるような高級な魚介や、出荷時期が決まっていて長く保管できない養殖魚、輸出向けの魚介などは、コロナの影響を受けて単価が下がる状況が続いています。一方で、このような状況の中、いつもより質の良い魚介を仕入れられる傾向にあるのが、回転ずしチェーンです。

 規模の大きい回転ずしチェーンは、安い時に一気に仕入れて、売り時に一気に売ることができます。そして、年末年始はまさにその売り時。テークアウト需要も取り込みつつ、業績も回復傾向にある回転ずし各社が、業績をさらに上げるため、あらかじめ仕入れておいたとっておきのネタを放出してくるのが、年末年始なのです。

 では、ここからは、今回転ずしで何を食べるのがお得なのか。具体的にオススメなすしネタを解説していきます。
※各社の商品情報は2020年12月24日のもの。価格はすべて税抜きの通常価格で、エリアや時期によって変動する場合があります。実際に足を運ぶ際には、その時点の情報を各自でご確認ください。