パルコ・マルイが取扱高2割超減、「不発のクリスマス商戦」の実態Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度のファッションビル編だ。

パルコ・マルイが前年実績2割超減、「クリスマス商戦」は不発

 ファッションビルの主要2社が発表した12月度の月次業績データ(テナント既存店取扱高、小売取扱高)は、以下の結果となった。

 12月度のパルコ(J.フロント リテイリング)のテナント既存店取扱高は、前年同月比77.0%(23.0%減)、マルイ(丸井グループ)の小売取扱高は同78.4%(21.6%減)だった。