「初対面の相手と楽しく会話を続けるには?」「短時間でも印象に残る人となるためには?」「プレゼンで最初に心をつかむには?」――人生において、とっさに気のきいた一言を言わないといけない場面は多々あります。こうした場面で、欧米の政治家や経営者、アスリートなどはアドリブでも面白いことを言って笑わせたり場を盛り上げたりしていますが、実はこれは「センス」ではなく「技術」なのです。コミュニケーションスキルの研究において先を行く欧米では、こうしたスキルを「インプロ」すなわち「即興の会話力」として研究が進められ、一流の必須スキルとしてこぞって学んでいます。そのインプロ技術の最先端が演劇の本場ハリウッドです。本連載では、そのハリウッド流の即興会話術を学び、『1秒で気のきいた一言が出るハリウッド流すごい会話術』を著した渡辺龍太氏が、そのメソッドを身近な事例を使ってわかりやすく紹介します。