
第184回
放射能汚染は肉牛だけか――「スケープビーフ」報道に大問題隠蔽の匂い
上杉 隆
この一週間、ニュースはセシウム汚染牛の話ばかりである。だが言わせてもらおう。「何をいまさら」、これが今頃になって大騒ぎしている政府やマスコ…
2011.7.21
永田町を震撼させる気鋭の政治ジャーナリスト・上杉隆が政界に鋭く斬りこむ週刊コラム。週刊誌よりもホットで早いスクープ情報は、目が離せない。
2011年12月終了、後継新連載「週刊 上杉隆」はこちら。
第184回
上杉 隆
この一週間、ニュースはセシウム汚染牛の話ばかりである。だが言わせてもらおう。「何をいまさら」、これが今頃になって大騒ぎしている政府やマスコ…
2011.7.21
第183回
上杉 隆
13日の記者会見で、菅首相は明確に脱原発へ舵を切った。これによって、国策として進められてきた原子力政策は転換を迫られることになる――いや、…
2011.7.15
第182回
上杉 隆
東京電力、福島第一原発の事故で、何の罪もない多数の人々が、見えない放射能の脅威と一生戦わざるをえない状況に叩き落された。それは、決して金で…
2011.7.7
第181回
上杉 隆
きのう、東京電力の株主総会が開かれた。約6時間に及ぶロングラン総会は荒れ模様となったものの、社長の交代、原子力発電の続行など、結局、当初の…
2011.7.1
第180回
上杉 隆
「本当に菅首相は素直に首相を辞めるのだろうか」2週間前発売の「週刊文春」で私はこう書いた。不信任案決議前の代議士会での鳩山由紀夫前首相との…
2011.6.23
第179回
上杉 隆
今週号の「週刊ポスト」の反響が大きい。発売からきょうまでの3日間で8人の政治家、4人の大手メディア幹部、2人の宗教団体幹部から問い合わせが…
2011.6.16
第178回
上杉 隆
菅直人首相の退陣が濃厚になってきた。当初は内閣不信任案を回避し、そのまま逃げ切れるとみられていたが、実際は、あっという間に外堀を埋められ、…
2011.6.9
第177回
上杉 隆
内閣不信任案が否決された。一国会一度しか提出できない不信任案が否決されたことで、菅首相の当面の続投が決まった。だが、きのう(2日)の午前中…
2011.6.3
第176回
上杉 隆
広い範囲にわたって海水が放射能に汚染されていることは政府の調査でもわかっている。だが、文部科学省による調査では十分とはいいきれない。ストロ…
2011.5.26
第175回
上杉 隆
3月の福島第一原発の事故以来、世界が日本の「敵」になりはじめている。とくに本コラムで指摘した通り、海洋への汚染水放出を行なった4月以降は特…
2011.5.19
第174回
上杉 隆
4月20日、グリーンピースジャパンは福島沖の放射能汚染を調べるため、海洋生物のサンプリング調査の申請を日本政府に対して行なった。海洋調査は…
2011.5.12
第173回
上杉 隆
証券取引法違反事件における堀江貴文氏の上告棄却が決まった。これで収監が確実となり、2年6ヵ月の実刑が確定する。悪法もまた法である。それに逆…
2011.4.28
第172回
上杉 隆
4月20日、ソフトバンクの孫正義社長は、民主党の復興ビジョン検討チームの会合に出席した。会合の冒頭、孫社長は、米国での発電コストに触れ、「…
2011.4.21
第171回
上杉 隆
ようやく日本政府がレベル7を認めた。だが、残念ながら遅すぎた、あまりに遅すぎたのだ。その「敗戦」を認めるのが――。
2011.4.14
第170回
上杉 隆
自由報道協会はきょう(4月6日)、元佐賀大学学長の上原春男氏の共同インタビューを主催した。上原氏は福島第一原子力発電所3号炉(もしくは5号…
2011.4.7
第169回
上杉 隆
福島第一原発周辺の土壌からプルトニウムが検出された。BBCは速報を流し、ル・モンドもさらなる核汚染の危険性を伝えているが、相変わらず日本の…
2011.3.31
第168回
上杉 隆
震災発生以来、最悪の事態を想定して、各国政府の方針や海外メディアの論調をソースを明示しながら、その可能性に触れてきた筆者への評価は、「デマ…
2011.3.24
第167回
上杉 隆
停電の前に節電だろう。順番が違う。停電をして経済活動を止めることほどばかげたことはない。その結果、復興は遅れ、場合によっては救援活動すら妨…
2011.3.17
第166回
上杉 隆
自由報道協会に関して、実に多くの報道がなされている。誕生間もない団体にメディアの注目が集まることは珍しい。自由で多様な言論空間を作ろうとい…
2011.3.10
第165回
上杉 隆
今夕、レギュラー出演しているラジオ番組の冒頭で読まれたニュースのひとつに、どうしても納得のいかないものがあった。そこで今回は、日本の大手メ…
2011.3.3