グループ校での校長人事
大妻女子大の付属校の中では比較的内部進学率が高い大妻嵐山中学校・高等学校の榎本克哉新校長も教頭からの就任となる。元は埼玉県立校の教員で、岩槻特別支援学校、南稜高校、松山女子高校の校長を経ている。井上正美前校長、その前任の真下峯子元校長と、県立高校の校長経験者が続いている。
世田谷区にある佼成学園女子中学高等学校は、戦後、立正佼成会の学園となった。榎並紳吉新校長は、男子校の佼成学園中学校・高等学校校長から転じた。全日本学生選手権で優勝した日本体育大出身のソフトテニスの第一人者である。宍戸崇哲前校長も佼成学園中高勤務のあとこちらに移り、現在は学校法人佼成学園の理事となっている。佼成学園中学校・高等学校では、青木謙介新校長が教頭からの就任となった。
浄土宗系の女子校で、昨年創立130周年を迎えた淑徳SC中等部・高等部に、淑徳巣鴨中学高等学校校長から転じた夘木幸雄新校長が就任、12年間在任した麻生諦善(あさお・あきよし)前校長は学校法人淑徳学園理事長に就いた。
その結果、共学校である淑徳巣鴨中学高等学校では、矢島勝広新校長が副校長から就任している。巣鴨女子高校から淑徳巣鴨高校に校名変更のあった年から英語科教員として38年間勤務、イギリスにあった淑徳チャルトナムカレッジにも1年半ほどいた。この間、中学校が再開して中高一貫校となり、令和元(2019)年には創立100周年を迎えている。