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パナソニックのテレビ事業、悲願の黒字化ようやく達成でもいまだ残る「3大課題」
2021.6.17
続・パナソニックの呪縛
5月に好評を博した『パナソニックの呪縛』の続編をお届けする。6月24日に社長就任が迫る楠見雄規氏は、巨大組織の変化対応力を奪う「三つ呪縛」――内向き志向の組織、事業部の縦割り、人事の硬直性――の撲滅に挑む。そして、難局に直面する次期社長に新たな“頭痛の種”が持ち上がっている。楠見氏と因縁のある上場企業を舞台に、パナソニックOBによる植民地化騒動が繰り広げられているのだ。騒動の本質をひもとくと、パナソニックを蝕む組織の弊害が浮き彫りになった。