経営戦略(68) サブカテゴリ
第3回
ヤマトグループのイノベーションの基本的な考え方は、「問題を解決するための手段が、自分勝手でコスト増につながってはならない」というものだ。羽田クロノゲートに象徴されるゲートウェイ構想も、本質的にはコスト構造改革だ。その上で、当日配達ニーズに応えられるとか、B2CだけでなくB2Bの分野で企業の物流改革に貢献できるなどの副次的な効果が生み出されている。

第54回
従来の日本は狭い社会だったので「詐称がバレやすい」環境だった。しかし、グローバル化により海外出身者の採用も増え、経歴詐称は他人ごとではなくなった。それを見抜くには人脈を作り、地道に調べるしか対抗策はなさそうだ。

第12回
会社設立から66年の寺田倉庫がここ数年、急速に変貌を遂げている。ワインやアートの保管事業を手がけ、倉庫会社のイメージを覆しているのだ。改革を主導する中野善壽社長に「ぜひ話をうかがいたい」と勇んで取材に向かったが、のっけから壁にぶつかった。

マネジャーによる過度の管理・干渉を防ぐには、ホラクラシー導入のような組織改造をせずとも他の方法がある。それは「スポンサー、オーナー、要件」という基本概念を踏まえ、適切な権限移譲を行うことだ。

第52回
リーダーの仕事は多岐にわたりますが、最も重要な仕事を1つあげるとすれば「判断」です。「判断」は戦略立案においてとても重要です。経営戦略とは企業の「方向付け」をすることですが、会社のビジョンや理念の上に立って外部環境と内部環境を正しく分析し「何をやるか、やめるか」を決めることです。

第4回
今回は、プロ経営者を外部から招くのではなく、社内でどのようにして育成したらよいのか、について考えてみたい。どうすれば、社内でプロ経営者を育成できるのか。わかりやすく言えば、若いうちから外で修業をさせる、ということになる。「修羅場、土壇場、正念場の経験」ということだ。

第42回
予めお断りしておくが、今回は「もしもの話」だ。再編が激しいコンビニ業界では、王者セブン-イレブンにファミマとローソンがどう立ち向かうかに注目が集まる。そんなとき、互いに手を携えれば王者の座を奪えそうな2人の経営者が登場した。

なぜ、同じ「経営」をテーマとしながらも、経営の実務と学問としての経営戦略の間には、これほどまでに大きな隔たりが存在するのか。たしかに、実務家が経営戦略の理論をそのまま実践しても、短期的な売上には貢献しないかもしれない。しかしだからといって、経営戦略は実務の役に立たない、と決めつけるのは早計である。経営の実務と学問としての経営戦略を適切に結びつけることで、その真価が見えてくる。

第4回
日本テレビがレディー・ガガ氏の発言を「意訳」しすぎて炎上した。メディアが外国語を「超訳」して、真意とはかけ離れた報道をすることは珍しくない。その背景には、「憎悪」「怒り」「不安」を煽らないと視聴率や部数が伸びないという、業界の背負う“業”のようなものがある。

第32回
売上増大に伴い、新社屋購入、東京事務所開設、急速な人員増など幸一は積極経営に打って出た。しかし急激な運転資金の増大は会社の資金繰りを悪化させた。窮地に陥る幸一らが手を出したのは禁断の「融通手形」だった。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第32回!

チームワークは4つの要素で決まる
今日のチームは、以前よりもはるかに多様(Diverse)であり、分散(Dispersed)していて、デジタル(Digital)で動的(Dynamic)である。ところが、この「4Dチーム」であっても、チームを機能させ、力を発揮させる要素は、以前と変わらない。その要素とは、同じ目標に向かわせる「絶対的な方向性」があり、「強力な構造」を持ち、適切な報酬システムや十分なリソースなど「支えとなるコンテキスト」があることだ。そして、多様性や物理的な距離によりアイデンティティを見失いがちな4Dチームには、さらに「共通の思考様式」という要素も必要になる。

トランプに勝利をもたらした「白人労働者階級」とは何か。リベラルの敗因を鋭く突きつける本記事は、米国HBR読者の大きな反響を呼んでいる。

第7回
2008年に発足以来、百貨店業界における売上高規模で国内トップを誇る三越伊勢丹ホールディングス。業界で先駆けて世界にも進出し、さまざまな仕掛けを次々に展開している。改革の根幹を、社長の大西洋氏に話を聞いた。

第2回
ヤマトグループは第1のイノベーションである路線事業、第2のイノベーションである宅急便を経て、今、第3のイノベーションと位置付ける「バリュー・ネットワーキング」構想を推進している。ここでは、物流が単なる輸送手段という枠を超えて、価値を生み出す一つの手段になるための方策を考えている。つまり、物流が新たな収益源の一つになるようなソリューションの提案だ。今回はこの構想に至った経営判断について振り返ってみる。

第5回
政府が掲げる「働き方改革」や「健康経営」など今後は全社的な活動が大きくなっていく。その運営主体となるのは総務だ。だから、「総務と現場社員との信頼関係の良し悪しが、全社を変える取り組みに大きな影響を与えることになる」というのが今回のテーマである。

目標必達主義の弊害を実証的に示した研究報告を紹介。「困難で具体的な達成目標」、そして従業員による「倫理的正当化」が合わさると、不正が生じやすいという。

第30回
スティーブ・ジョブズ氏が禅に強い影響を受けていたことはよく知られている。彼は、禅に通じる「シンプルで美しく、見えないところまで美しく」という考え方を徹底させて大ヒット商品を生み出していった。このように仏教や禅がフォーカスされ、自ら体験したい人が急増しているのは、なぜなのだろうか。

人が「掛け算」で力を発揮するチーム
異なる分野の人とのコラボレーションは、手順一つにも手間がかかるが、歯車が噛み合うと、思いもよらないような力を発揮する。チームの力を最大化するスキルがいまこそ求められている。

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの連載「リーダーは『描く』」。連載にご登場いただく方のほとんどは絵を描くことに慣れていないため、開始当初はどこか硬い表情の方が多いです。しかし今回の南壮一郎社長に漂っていたのは、ほかの誰にもなかった「余裕」。実はこの「描く」プログラムは4回目ということ。「描くことに慣れている」南さんは、今回はある決意をもってワークショップに臨まれました。いっぽう、はじめてワークショップに参加することになったのは、昨年と一昨年に入社したばかりの若い3人の社員です。去る10月3日にビズリーチ本社で行われたワークショップの模様をお届けします。

第16回
破綻を経てよみがえった吉野家のDNAには、創業者と、管財人として会社更生をリードした弁護士の2人の経営手腕が色濃く受け継がれている。安部修仁・吉野家ホールディングス会長が師と仰ぐ2人の凄みについて語る。(構成/フリージャーナリスト・室谷明津子)
