竹内有三
第50回
「座禅でスッキリ」はセロトニンのはたらき
リラックスやストレス解消に座禅をする人がビジネスパーソンにも増えている。心のリラックスを導き、心身の元気を生み出すその生理メカニズムは科学的にも明らかになっている。カギを握るのはセロトニンと呼ばれる神経伝達物質だ。

第49回
昔からゴーヤ(ニガウリ)は健康によい野菜として知られてきた。なかでも余分な脂肪を除去したり、血糖値を下げる働きに注目し、実際の治療に使われた例では、3ヵ月で体重・血糖値を正常値内にまで大幅に下げたケースもある。

第48回
日本人、とりわけ若者の大半は骨盤が後傾しているらしい。通常はまっすぐに立っているべき骨盤が後方に傾いていると、股関節や腰、膝はもちろん、自律神経を通じて全身に悪影響が及ぶ。イスを使った簡単な腰割エクササイズで、日ごろから骨盤矯正を心がけたい。

第47回
指先で体の特定の個所をトントンと軽く叩く。ただ、それだけでストレスの解消やリラクゼーションに役立つというエナジータッピングが、悩めるビジネスマンの間で静かなブームを呼んでいる。

第46回
便秘は、肩こりや頭痛、肌荒れや冷え、代謝の低下による肥満などにつながるもの。最近では大腸ガンのリスクを高める一因であることも分かってきた。医者がすすめる便秘解消に効く呼吸法を紹介。

第45回
視野の中に蚊のようなものが飛んでいるように見える飛蚊症。原因は、死んだ細胞のかけらなど老廃物が眼球の硝子体を濁らせているためだ。だいたいが老化による生理現象で、気にしすぎるようなことではない。気になる人はニンジンジュースがおすすめ。

第44回
他人の体臭は気になっても自分の体臭は気にならないもの。そのため、気がつかないまま周囲に迷惑をかけていることも。特に中年以降の男性は加齢臭に気をつけたい。カラダの抗酸化力の衰えからくる加齢臭には、酸性の成分を中和してくれる重曹が効果的。

第43回
ビジネスパーソンでめまいを訴える人が増えているようだ。周囲がグルグルと回っているように感じる回転性めまいの場合は、メニエル病の疑いが濃厚。メニエル病の原因となるストレスや睡眠不足に注意したい。

第42回
4000年以上前に中国で誕生したと見られる気功は、その長い歴史のなかで健康維持や武術に使われ発展してきた。その未知の能力は近年、科学的にも証明されつつあり、気功を実際に病気の治療に活用する医師は増えている。

第41回
古くから「食べるクスリ」と呼ばれてきたニンニクの「薬効」が、改めて注目されている。著名な医学専門誌にも高血圧など循環器系疾患に対する予防・改善効果が報告されるなど、ニンニクには、一般的な降圧剤にも劣らない効果があることがわかった。

第40回
ドライアイを「単なる目の乾き」「気にはなるけど、ほっとけば治る」なんて、気楽に考えていてはいけない。まぶたの縁にあるマイボーム腺がつまることで涙の質が低下してドライアイ症状になっている場合、原因を断たないと治らないばかりか、角膜損傷や視力低下を引き起こすこともある。

第39回
従来のブリッジや入れ歯に比べて半永久的かつ安定的に義歯が使えるインプラントは、歯周病や虫歯などで歯を失った人には高い関心を集めている。しかし、まだ発展途上で、治療を希望する人は、歯科医師の治療技術、安全性、費用対効果などよく調べたほうがよい。

第38回
健康に大切な栄養素を食事からとらずに、サプリメントに頼る人が増えている。しかし、手軽にとれるサプリメントゆえに、とりすぎでかえってカラダに「毒」になるリスクがあることもわかってきた。

第37回
30歳以上の日本人の8割が罹患しているといわれている歯周病。歯茎の壊れた組織から体内に入った細菌が心臓病などの血管障害や糖尿病のリスクを高めることが知られている。この意外に手強い病気にビタミンCが効果的なことがわかってきた。

第36回
喫煙のリスクは肺ガンばかりでなく、血管・循環器系に深刻な影響を及ぼすこともよく知られている。上腕部で測る血圧値が正常な喫煙者でも、中心血圧が高く、動脈硬化が深く静かに進行するリスクが高い。
