石川慶子
最終回
前回お話しした通り、記者会見でのコメントテクニックとして、16個の重要なポイントがあります。今回はその【後編】として、9~16までのの8つのポイントをご紹介します。

第13回
記者たちからの質問には、一定の法則があります。というよりも、攻め方の癖があると言ったほうがよいかもしれません。これに対するコメント対処方法を具体的に説明しましょう。

第12回
ワンマン社長に多いのが、謝罪下手です。ミートホープ、船場吉兆の謝罪会見のように、謝罪の仕方を誤ったことで逆にマスコミの反感を買い、事態をさらに悪化させたケースも少なくありません。

第11回
前回までは緊急記者会見における事前準備、会場設営、進行について説明してきました。今回は、緊急記者会見を開く上で最も重要な中身(何を説明すのか)についてのポイントをご紹介します。

第10回
記者会見においては、会場を設営における「レイアウト」決めが重要です。さらに、会見中の「進行」が重要なことはいうまでもありません。失敗すると、時には大混乱を引き起こしてしまいます。

第9回
どのような場合に緊急記者会見を開くのか――。まずは第一に社会的な影響が大きい場合、次に命にかかわる問題や公共の利益にかかわる問題が生じた時には、緊急に記者会見をしなければなりません。

第8回
緊急事態発生時のコメントについては、マスコミや世論は非常に神経質に反応します。普段は許されるような言葉が、緊急時ではひんしゅくを買う言葉になってしまうことがあるので注意しましょう。

第7回
緊急事態発生時に最初に駆けつけるのは、新聞社の場合は市民の代表である社会部の記者になります。経済部や産業部の記者と社会部記者の関心事は異なりますし、背後にいる読者が異なります。

第6回
想定質問を考える作業は、マスコミ対策上とても役に立ちます。理由は、記者の立場に立って考えることを通して、記者の心理や行動を予測することができるからです。

第5回
事件性のある問題が生じて警察の捜査が入る場合にも、その動きはすべてマスコミに筒抜けです。ですから、マスコミへの対応方針はすぐに決めなければなりません。

第4回
ポジションペーパーとは、ある問題が起きた場合に、事実関係を客観的に示す文書です。「公式見解」「統一見解」「声明文(ステートメント)」とも言います。

第3回
事件が起こったとき、何よりも大切なのはトップへ情報を伝えること。記者たちの質問は会社の顔となる社長に集中。社長の状況把握がその後を左右する。

第2回
企業の不祥事に駆けつけてくるマスコミの記者たち。彼らの背後には、数十万、数百万の読者や視聴者がいる。そのことを忘れずにマスコミ対応しなければならない。

第1回
ミートホープ、雪印、ヒューザーetc.…、数々勃発する企業不祥事。緊急時のマスコミ対応をどうするかで企業の明暗が分かれる!その重要性をあなたは理解してますか?
