
竹井善昭
第9回
一昔前に比べれば、随分と地味になってしまった最近のX'mas。クリスマス商戦を迎えたものの消費低迷で百貨店業界も苦しんでいるようだが、「チャリティ・グッズ」だけは別格。売上げを大きく伸ばしているという。

第8回
今年に入って爆発的に普及している「Twitter(ツイッター)」だが、今回は、その社会貢献的な可能性を考えてみたい。ツイッター界の総本山・米国では、NGOとパートナーシップを組み、新たな社会貢献コミュニティが生まれている。

第7回
読者の中には「社会貢献ブームがホントに来てるのか?」と疑問を持っている人もいるかもしれない。だが、このブームは一過性のものではなく、拡大期に入ったことを裏付ける調査データも出始めている。さらには来年あたり、大ブレイクの予感すらしているのだ。

第6回
寄付文化が根付いていない日本においても、途上国への学校建設といった形で寄付をする人たちが増えてきている。社会貢献意識が高まる中、寄付する人たちの理由やその背景にある思いを知ることは、今後の企業活動にとっても重要ではないだろうか。

第5回
過去最悪の失業率。もはやキレイごとを言ってメシが食える時代ではないにもかかわらず、一流企業の正社員の座を平気で捨て、社会貢献という生き方を選ぶ人が増殖している。「社会貢献でキャリアアップしたい」という人たちである。

第4回
この夏、女性誌に大きな“異変”が起きた。「フィガロジャポン」「STORY」といった高級グラビア誌で、社会貢献をテーマにした特集が続々と組まれたのだ。女性誌の表紙に「社会貢献」というフレーズがデカデカと載る時代が来ることなど筆者は想像もしていなかった。

第3回
いま、大学生を中心とした10~20代の若者たちの社会貢献熱が凄い。彼らの社会貢献にかける情熱はハンパではない。中には、消費者ローンで数百万借金してでも、途上国でのNGO活動体験ツアーに参加する人も増えているという。

第2回
多くの企業が売上げ不振に悩む中、近年、注目されているマーケティング手法がある。『コーズ・リレーテッド・マーケティング』(以下、コーズ・マーケティング)がそれだ。企業の事業活動によって得た利益の一部をNGOなどの組織に寄附することで、社会問題の解決に貢献し、しかも商品の売上げや企業価値を上げる手法である。欧米では盛んに行なわれているが、寄附の文化がないといわれるこの日本では、これまであまり活用されてこなかった。

第1回
モノが売れないこの時代に、『社会貢献』が売れている――。「自分のための消費」ではなく、「社会と繋がるための消費」にお金を使うという新しい消費のカタチがいま、日本のマーケットを大きく変えようとしている。
