
永田公彦
第6回
「日本人は顔が見えない」と多くの外国人が言います。政治家や企業トップも含め日本人は、顔(感情・心境・意見・主張)をはっきり表に出さない「静かで分かりにくい人達」と彼らの目に映るからです。

第5回
年明けの13日、元フランス経済・財政・産業大臣のクリスチャン・ソテール氏との面談機会があり、「ポスト3.11の日本」と「国際都市の競争力強化」について、考えを伺いました。バランスのとれた大局的な見地から、多くの専門家の見解とは一味違う答えが返ってきましたのでご紹介します。

第4回
日本が高度な「肩書き社会」であることの象徴の一つに、「名刺を使う機会が多い」ことが挙げられます。例えば、「会う前にメールで互いの名前、会社、部署、役職、連絡先を伝えてあったとしても、ご対面時には名刺交換」「仕事中だけではなく、休日にも名刺を持ち歩かないと不安」という人が多くいます。

第3回
30年かけて実現した「欧州単一通貨ユーロ」は、わずか10年たらずで終焉を迎えるのか――日々刻々と緊張感が高まる中、今週9日のEU首脳会議に世界が注目します。はたして欧州は、危機脱出に向け、大胆かつ有効な施策を世界に示すことができるだろうか?……その答えは「ノー」でしょう。

第2回
世界各地で反格差の動きが高まる中、今回は心の格差が小さい日本社会に注目します。その「心の格差」の小ささは、ますます混沌が深まり人間関係が殺伐とする社会の中で生きる世界の人々の心の乾きを癒し、社会に温もりを与える日本の美徳の一つなのです。

第1回
日本に行く度に不思議なことがあります。それは自虐的ともいえる、自国に対するネガティブな発言があまりにも多いこと、一方で、世界が素晴らしいと讃える日本人社会の良いところ、つまり「世界が恋する日本の美徳」になぜ光をあてないのかということです。
