
伊藤元重
第3回
いまの日本にとって重要なのは、GDP(国内総生産)を人口で割った「一人当たりGDP」である。それは4万ドル半ばで停滞している。成長の止まった中所得国に対して「中所得国の罠」という言葉が使われるが、同様に日本もある種の「罠」に陥っている。

第2回
一見複雑に見える経済や社会も、少し遠い先を見れば、きわめて単純であることが少なくない。長期的な視点をもってこそ、足下の多様な変化も正しく読み取れる。

第1回
この連載では、市場の破壊と創造という視点から、日本経済の変化について考えてみたい。それはけっして悲観的なものでない。破壊の後には必ず創造がくる。第1回目は世界経済の混乱から抜け出すには、どのような経済思想が有効かを考える。
