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中島 恵
今夏中国を訪れたとき、ニュースではないが、偶然にも「おやっ」と思う同じような話を複数の友人から聞いた。それは「老後は日本で暮らしたい」という切実な言葉だった。取るに足らない日常生活の話題ではあるが、彼らの声には少なからぬ教訓が込められているようにも思える。

中国の農村部では、両親が共に都会に出稼ぎに行き、祖父母に育てられる「留守児童」が多く、親の顔を知らないで育つ子どもが珍しくない。「死ぬことが長年の夢だった」と自殺する子どもたちもいる。留守児童だった女子学生の慎ましい生活を追った。

やや上向き加減で落ち着いてきたかに見える日中関係。しかし、日本で暮らしている中国人の中には、「反中ムード」の重圧をひしひしと感じている人もいる。メディアで報じられない彼らの傷心に迫り、日中関係のあり方を考える。

最近、日本を礼賛するテレビ番組や書籍が多いと感じるのは、筆者だけではないだろう。今のメディアが「日本礼賛」ムードを盛り上げる背景には、どんな理由があるのか。そしてかつてなく日中関係が冷え込んだ今、中国人はこのムードをどう思っているのだろうか。

円安も手伝い、訪日中国人の数が顕著に増えている。春節(旧正月)期間中は、「お買い物大好き」な中国人が日本のショッピング街を物色する姿が、日本各地で見られた。中国人観光客は、いったい何を“爆買い”しているのか。

第478回
中国人のヒーローが、悪い日本の軍人を空手で真っ二つに――。そんな残酷で荒唐無稽な「抗日ドラマ」が、中国では大量に放映されている。抗日ドラマは本当に反日の象徴なのか。日本人が知らない中国メディアの裏事情を探る。

第433回
3月末、習近平国家主席がドイツでの講演で南京大虐殺に言及し、異例の日本批判を行った。多くの日本人は南京を、「反日の象徴」というイメージで見ている。だがそれは、必ずしも正しくない。筆者がこの目で見た中国人の実像をお伝えしよう。

第267回
日中国交正常化から今年で40周年。時代が変わっても、両国民の間には「心の溝」がある。しかし、次世代の中国を担う「80后」と呼ばれる若者たちの生の日本観を聞いてみると、先入観を覆す意外な本音が数多く聞こえてきた。

第187回
中国やアジア戦略を重視する日本企業の間で、最近急上昇中のキーワードが「チャイワン」だ。政治的には一線を引いている中国と台湾の強固な経済連携が、目立ち始めたという。果たして、日本企業への影響は?
