田中大輔
書店員の仕事にはマニュアルがなく、口伝や仕事を盗んで覚えるしかないと言われてきた。そんな中『本を売る技術』という本が売っていたので買ってみたところ、本書には自分が書店員になったときに口伝で教わったことや、誰からも教わることなく、働いていた間にトライ&エラーを繰り返して、最適解だと思ってやっていた技術が書かれていた。

2011年頃から「暴力団排除条例」が全国に広まったことがヤクザを根本から変えてしまったという。銀行口座は持てず、生命保険に入れず、就職も、起業もできない。暴力団であることを申告せずにゴルフ場でプレーしたり、ホテルに泊まったり、クレジットカードを申請すれば詐欺罪で有罪になる。ヤクザという属性があるだけで、もはやまっとうな生活が送れなくなっているのだ。令和の時代になってヤクザはますます困窮しているという。そんな中、ヤクザのシノギ(資金獲得の手段)の中で流行っているのが、タピオカドリンクだという。

夏の風物詩であるセミファイナル。虫嫌いの私にとっては恐怖でしかない現象のひとつである。セミファイナルといっても一般的に使われるsemifinal「準決勝」の意ではない。

“この本はブスの自虐エッセイではない。れっきとした実用書である。”という前書きから始まるこの本を私はビジネス書コーナーでみつけた。『ブスのマーケティング戦略』完全にタイトル買いだ。帯には入山章栄氏推薦との文字もあり興味を引いた。入山氏は2016年に『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』でベスト経営書を受賞している。ブスのマーケティングとはいったいどんな本なのだろう?

第96回
スピーチやプレゼンにおいて、一番大事なのは第一声である。それなのに「みなさまの前でお話しできることを嬉しく思います。」というような、ありきたりで退屈な言葉で話しだす人がいかに多いことか。そこで今回は米大統領4人に仕えたスピーチライターが、人を引き付ける話し方のテクニックを紹介する。

第58回
アベノミクスは一定の成果を上げ、マクロ経済は比較的安定しているにもかかわらず、国内のアパレル業界がかつてない不振にあえいでいる。なぜ「今」なのか、その原因を明らかにする。

第18回
パンク生誕40周年と言われている年にふさわしいPUNKなビジネス書が誕生した。その名も『BUSINESS FOR PUNKS』(ビジネス・フォー・パンクス)。全世界でクラフトビールブームを牽引しているクラフトビールのメーカーの「BREWDOG(ブリュードッグ)」創業者ジェームズ・ワットが書いた刺激的な経営の本である。

第14回
ベッキーや舛添要一前東京都知事をはじめ、謝罪のやり方を誤ったことで、奈落の底に追い込まれる例が後を絶たない。本書『謝罪大国ニッポン』では、謝罪は適切にすべきだが、不要な謝罪はすべきではないというスタンスで書かれている。茶道、武道、剣道、柔道など数々の「道」があるように、謝罪にも「道」があるのではないか?と著者はいう。
