人気のノンフィクション作家2人が語る
反社、暴力団、ヤクザ
「教養」がブームになってひさしい。2010年代の前半から『教養としての○○』というタイトルの本も数えきれないほど発売されている。そんな中、『教養としてのヤクザ』というタイトルの本を書店で目にして、つい手に取ってしまった。完全にタイトル勝ちである。ヤクザの話がいったい教養になるのかどうか?はなはだ疑問ではあるが、著者の名前を見て、これは買いだと確信した。
なぜなら本書『教養としてのヤクザ』は『サカナとヤクザ』で一躍有名になった鈴木智彦氏と、日本最強の組織犯罪ジャーナリストである溝口敦氏の対話をまとめた1冊だったからだ。両氏の著作はHONZでもたびたび紹介されているので、HONZの読者にはおなじみだろう。
HONZで紹介されたレビューを以下に羅列してみる。
鈴木智彦氏→『ヤクザと原発』(東えりかの新刊超速レビュー、内藤順のレビュー)、映画にもなった『全員死刑』(栗下直也のレビュー)、『サカナとヤクザ』(内藤順のレビュー)
溝口敦氏→『暴力団』(栗下直也のレビュー)、『抗争』(成毛眞の新刊超速レビュー)、『詐欺の帝王』(成毛眞のレビュー)