
須藤桂一
第11回
マンションの大規模修繕工事は談合がまかり通っています。今回は二つのマンションの実例を通して、マンションに住む多くの方に危機感を持っていただき、力を合わせて悪しき習慣から住まいを守るきっかけとしてほしい。

第10回
分譲マンションの火災保険は、専門家以外の人にはとてもわかりにくい。特に共用部分の火災保険は毎年値上げするなど、非常に割高な保険であり、代理店となっている管理会社の言いなりで入っていることも多い。

第9回
建物の構造や部材の遮音性は、当時に比べれば確かに向上している。しかし、マンションでの生活音をめぐるトラブルはつきない。本質的な問題は、今も何も変わってはいないからだ。

第8回
多くのマンションの長期修繕計画を見てきたが、そのほとんどが同じ末路を辿ることが目に見えている。現在、資金は足りているものの20~30年後には大幅な資金不足になることが確実なのだ。

第7回
全国で60%近くのマンションに機械式駐車場があるが、マンション購入時に機械式駐車場などの修繕について考慮する人はまずいない。機械式駐車場は、マンションスラム化の無視できない要因となる“金食い虫”なのだ。

第6回
マンションの大規模修繕工事を巡る業界の体質は、しばしば摘発される公共工事顔負けのリベート・談合天国である。そのツケを払っているのは、言うまでなく、マンションを区分所有する住民なのある。

第5回
中古マンションに関する良し悪しの判断材料は、実は他のどの種の物件よりも豊富である。シビアな目でしっかり選べば中古マンションでも良い住まいを手に入れられるということだ。その良し悪しの見分け方とは。

第4回
新築マンションなら、もはや標準装備の宅配ボックス。宅配ボックスは大きく進化している。比較して言うなら、ダイヤル付きの黒電話からスマホへの進化以上の変身を遂げようとしている、といえるだろう。

第3回
最近の新築マンションなら、ほとんどが何らかの限定付きペット飼育可なので、購入者はそれを承知で購入するわけだから問題は起こりにくい。問題は既存の中古マンションの購入でしばしば発生する。

第2回
マンションの修繕積立金はもともと不足していることが多く、突然、管理会社から増額の必要性を指摘されることが多い。しかし、現在の管理会社の管理委託費自体が高額でないのか、検討してみる必要がある。

第1回
Aさんは30戸程度の小規模マンションに妻と共に暮らしている。リタイヤして住宅ローンからも解放され、巣立った子供の部屋を趣味のオーディオルームに改装して楽しむ生活をエンジョイしていたのだが……。
