須藤桂一

須藤桂一

株式会社シーアイピー代表取締役・一級建築士

1964年生まれ。ペンキ屋の長男として生まれ、ゼネコン勤務経験を経て、塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長として大規模修繕工事を受注してきた1980年台後半、様々なマンション管理組合の問題に直面し、1990年の前半にマンション管理組合のコンサルティング事業を開始。事業が順調に推移し、マンション管理組合専門のコンサルタント会社CIPを1999年に設立。
マンション管理組合専門のコンサルタントとして、これまで約30,000戸以上(300以上の管理組合)のマンションに関与し、長期修繕計画書の破綻問題を中心に、管理委託見直しコンサルティング(業務品質向上支援/コスト削減支援)・大規模修繕工事の設計監理コンサルティング(工事費削減支援)を実施することにより、長期修繕計画の最適化を図る。
『ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)コメンテーター(3回出演)、明石家さんま「ホンマでっかTV」(フジテレビ)、NHK「おはよう日本」などに出演。
週刊ダイヤモンド・ダイヤモンドムックなど監修。著書に「マンション管理大損のからくり」(講談社)、「間違いだらけのマンション管理タブー集」(誠文堂新光社)、「忍び寄るブラックマンション危機とその回避法」(保険毎日新聞社)などがある。

首都圏マンションの住民を食い物に!大規模修繕工事で巧妙化する「談合の手口」とは?【公取委が約20社立ち入り検査】
須藤桂一
マンション業界に激震が走っている。マンションの大規模修繕工事を行う会社約20社に談合の疑いがあるとして、公正取引委員会の調査が入ったのだ。大規模修繕について談合やリベートが横行していたのは業界内では知られていたが、この問題がついに明るみに出たといえる。長年、業界の談合・リベート問題に取り組んできた筆者の視点で、今回の件を考えてみたい。
首都圏マンションの住民を食い物に!大規模修繕工事で巧妙化する「談合の手口」とは?【公取委が約20社立ち入り検査】
「マンションの役員、ならなくてOK!」甘い言葉を信じた人がハマる“第三者管理方式”の落とし穴
須藤桂一
どこのマンションでも頭を悩ませているのが、「管理組合の役員になる人が足りない」という問題だ。近年は特に、区分所有者の高齢化や高経年マンションの賃貸化にともなって、より大きな問題となってきている。そうした流れの中、マンション管理の選択肢の一つとして注目を集めているのが「第三者管理方式」。一見、とても合理的に見える方法なのだが、これは本当に頼れる管理方式なのだろうか?
「マンションの役員、ならなくてOK!」甘い言葉を信じた人がハマる“第三者管理方式”の落とし穴
築古マンションで多発する水漏れ事故、「管理組合」には何ができるのか?
須藤桂一
マンションで発生する事故やトラブルの中で、比較的発生件数が多いのが水漏れ事故だ。特に築年数がたった、いわゆる高経年マンションでは給湯管からの漏水が多く見受けられる。今回は、マンションの管理組合が、給湯管を原因とする水漏れ事故に備えて、どのような対応ができるのか考えてみたい。
築古マンションで多発する水漏れ事故、「管理組合」には何ができるのか?
火災保険料の値上げが止まらない!保険料を抑える「3つのポイント」とは?
須藤桂一
食品や日用品、光熱費、物流費、医療費など、さまざまな分野で値上げの動きが止まらない。マンションの管理費も、今後値上げが避けられない費用の一つだ。共用部分にかかる水道光熱費や備品・材料費の上昇に加え、管理組合が損害保険会社に支払うマンション総合保険の保険料が上がるためである。2022年10月から火災保険料の値上げが実施され、さらに2024年度にもさらなる値上げが待っている。しかしマンションの保険料は、管理組合の取り組み次第では値上がりを最小限に抑えることができる。管理組合はどのように火災保険と付き合っていくべきか、詳しく解説する。
火災保険料の値上げが止まらない!保険料を抑える「3つのポイント」とは?
マンション大規模修繕は「言い値」に注意!アスベスト対策強化で法外費用提示も
須藤桂一
高度経済成長期に、建材として多くの建物で使用されたアスベスト(石綿)。肺がんや中皮腫など、健康被害の原因になることは知られているが、その影響は建設業や製造業の従事者、あるいはその関係者に限られたことだと思っている人も多いのではないだろうか。しかし、一般的なマンションに暮らす住民にとっても、アスベスト問題は無関係なことではない。
マンション大規模修繕は「言い値」に注意!アスベスト対策強化で法外費用提示も
マンション管理組合は恐ろしいほど「情報不足」、改革の最善策は?
須藤桂一
マンションの共用部分については、全区分所有者が共同で維持・管理する義務がある。そのために組織されるのが管理組合だ。つまり、マンションの数だけ管理組合は存在する。しかし、近隣のマンションの管理組合同士が交流しているという話を聞くことはめったにない。そこで今回は、管理組合同士が交流するメリットとその具体的な交流方法について見ていきたい。
マンション管理組合は恐ろしいほど「情報不足」、改革の最善策は?
マンションの修繕工事、「管理会社の言いなり」はこんなに危険!
須藤桂一
マンションの管理組合には、管理会社から修繕工事に関するさまざまな見積もりが提出されるが、「マンションの工事はすべて管理会社に頼むべきだ」と考えている理事も少なくない。そこで今回は、「何でも管理会社の言うとおりにしなければならない」という思い込みをなくし、管理組合の主導で修繕工事を行うためのポイントを解説する。
マンションの修繕工事、「管理会社の言いなり」はこんなに危険!
マンション大規模修繕で「見事な談合」を目撃、悪徳業者の手口は巧妙化
須藤桂一
マンションの大規模修繕工事は、小規模マンションでも数千万円単位、大規模マンションになると億単位の発注となるため、そこで“甘い汁”を吸わせてもらおうと悪徳コンサルタント会社や工事会社が群がってくる。いろいろなところで談合・リベートの問題が大きく取り上げられているおかげで、さすがにあからさまな談合・リベートの事案はなりを潜めてきたが、最近、久しぶりに“見事”な談合・リベートを目の当たりにしたので、今回はそのケースを紹介したい。
マンション大規模修繕で「見事な談合」を目撃、悪徳業者の手口は巧妙化
マンションの管理状況が資産価値に影響?4月開始「管理計画認定制度」に要注意
須藤桂一
マンションの購入時に手渡される管理規約。マンション生活と管理運営の根幹となるルールブックだが、その重要性を認識している人はどれだけいるだろうか。また、2022年4月から始まった「マンション管理計画認定制度」によって、今後はマンションの管理状況がその資産価値に影響することになるかもしれない。そこで今回は、マンションの将来を左右する存在でもある管理規約について見ていきたい。
マンションの管理状況が資産価値に影響?4月開始「管理計画認定制度」に要注意
マンション管理組合の理事を辞退してはいけない!人任せが招く「最悪の事態」
須藤桂一
マンションを購入したら、必ず回ってくるのが管理組合の役員、いわゆる「理事」の順番だ。マンション管理において、理事会と理事の果たすべき役割は非常に大きなものなのだが、「できれば理事にはなりたくない」と思っている人も多いだろう。今回は、そんな敬遠されがちな理事について話をしていこう。
マンション管理組合の理事を辞退してはいけない!人任せが招く「最悪の事態」
あなたも招集できる!マンション管理組合「臨時総会」の威力(下)
須藤桂一
マンションが抱える諸問題に対処するには、管理組合の「意思決定の最高機関」である「総会」を経て解決することが求められる。今回も引き続き、理事会以外の区分所有者にも招集の権限がある「臨時総会」について解説する。
あなたも招集できる!マンション管理組合「臨時総会」の威力(下)
あなたも招集できる!マンション管理組合「臨時総会」の威力(上)
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マンションでは年に1回、総会を開催することが法律で義務付けられている。これを「通常総会(定期総会)」と呼ぶが、必要に応じて「臨時総会」も開催でき、理事会以外の区分所有者でも招集することができる。「理事会と区分所有者の意見が対立して困っている」「ワンマン理事長の暴走を阻止したい」などという悩みがあるなら、臨時総会がそれらを止めるための“武器”になり得ることを知っておくといい。上下2回で解説する。
あなたも招集できる!マンション管理組合「臨時総会」の威力(上)
認知症、孤独死、財産処分――マンション管理組合を苦しめる「住民の高齢化」
須藤桂一
高齢化は社会のさまざまな面で大きな問題となっているが、マンション管理においても例外ではない。2018年に実施されたマンション総合調査でも、マンションの管理組合運営における将来への不安のトップは「高齢化」という結果が出ている。マンション管理では、高齢化による弊害が顕在化するまでは事前の予防が難しく、対策を打ちにくいため、さらに管理組合の対応を難しくしているのだ。
認知症、孤独死、財産処分――マンション管理組合を苦しめる「住民の高齢化」
管理委託契約を「人質」に取るマンション管理会社の値上げ要求と戦う方法は?
須藤桂一
マンション管理組合の支出の中で、もっとも大きな割合を占めるのが管理会社に支払う管理委託費だ。管理組合としては、管理会社にはできるだけ安い管理委託費で、質の良い管理をしてもらいたいところだが、最低賃金引き上げの流れを受け、管理会社が管理委託費の値上げを要求するケースが増えている。必要な値上げは受け入れつつも、管理会社の“食い物”にされないための対処方法について考えてみたい。
管理委託契約を「人質」に取るマンション管理会社の値上げ要求と戦う方法は?
第37回
「マンションの建て替え」が日本で極端に進まない理由
須藤桂一
日本におけるマンションの歴史は60年を超え、いまや全国には665.5万戸分のマンションが存在する。それだけの数がある中で、これまでに建て替えられたマンションはわずか1万9200戸しかない。なぜマンションの建て替えはこうも進まないのだろうか。
「マンションの建て替え」が日本で極端に進まない理由
第36回
マンションの「本当の寿命」はいつまで?建て替えは必要か
須藤桂一
日本にマンションが登場したのは1950年代のことで、いまや戸建に並ぶ一般的な居住形態として定着している。鉄筋コンクリート造で堅牢なイメージのあるマンションだが、それでも年を追うごとに建物や設備は老朽化し、やがてその“寿命”を迎えることになる。そのために、どうしても視野に入れておかなければならないのが、マンションの建て替えだ。
マンションの「本当の寿命」はいつまで?建て替えは必要か
第35回
マンションの金食い虫「機械式駐車場」とうまくつき合う方法とは
須藤桂一
エレベーターや機械式駐車場はマンションには欠かせない重要な設備だが、一方でその維持管理に膨大な費用がかかるため、“金食い虫”と揶揄されるやっかいな存在でもある。特に機械式駐車場は、「附置義務」との兼ね合いもあり、必要がないからといって簡単に取り壊せるものでもなく、管理費や修繕積立金に重い負担をかけ続けている。そんな機械式駐車場にかかる費用を見直す一つの方法がある。
マンションの金食い虫「機械式駐車場」とうまくつき合う方法とは
第34回
コロナで問題噴出!マンション管理組合に求められる新しい形とは?
須藤桂一
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、社会にさまざまな影響が出ているが、感染防止のための「3密回避」や「巣ごもり」などによって、マンションの管理組合にも思わぬ影響が及んでいる。今回は、コロナショックによって生じたマンション内の諸問題や、コロナ問題の終息後、いわゆる「ポスト・コロナ時代」のマンション管理の在り方について考える。
コロナで問題噴出!マンション管理組合に求められる新しい形とは?
第33回
マンションの管理費等の「滞納」は、いずれ必ず社会問題に発展する
須藤桂一
今回は「管理費等の滞納問題」を取り上げたい。最悪の場合は訴訟にまで発展することもあり、マンションの管理組合を悩ませる大きな問題のひとつと言える。「うちのマンションは滞納者がいないから」「滞納問題に悩んだことはない」という管理組合にこそ、“転ばぬ先の杖”として読んでいただきたい。
マンションの管理費等の「滞納」は、いずれ必ず社会問題に発展する
第32回
マンション「駐車場ガラ空き」問題の解決を阻む時代遅れの制度とは
須藤桂一
かつて日本は世界有数の「クルマ社会」だったが、近年は少子高齢化の進展や交通利便性の向上といった社会情勢の変化にともない、若者を中心としたクルマ離れが進んでいる。今回は、この社会現象がマンション管理に与える影響について見ていきたい。
マンション「駐車場ガラ空き」問題の解決を阻む時代遅れの制度とは
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