2019.6.3
マンション管理組合が、紛糾しがちな「総会」を成功させるための合意形成術
5月から6月にかけては、マンションの通常総会が集中する時期である。総会にはさまざまな議案が上程されるが、すんなり通ると思っていた議案が、思わぬ反対意見の登場で否決されてしまうことも少なくない。総会が紛糾する原因としては、「合意形成」…
株式会社シーアイピー代表取締役・一級建築士
1964年生まれ。ペンキ屋の長男として生まれ、ゼネコン勤務経験を経て、塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長として大規模修繕工事を受注してきた1980年台後半、様々なマンション管理組合の問題に直面し、1990年の前半にマンション管理組合のコンサルティング事業を開始。事業が順調に推移し、マンション管理組合専門のコンサルタント会社CIPを1999年に設立。
マンション管理組合専門のコンサルタントとして、これまで約30,000戸以上(300以上の管理組合)のマンションに関与し、長期修繕計画書の破綻問題を中心に、管理委託見直しコンサルティング(業務品質向上支援/コスト削減支援)・大規模修繕工事の設計監理コンサルティング(工事費削減支援)を実施することにより、長期修繕計画の最適化を図る。
『ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)コメンテーター(3回出演)、明石家さんま「ホンマでっかTV」(フジテレビ)、NHK「おはよう日本」などに出演。
週刊ダイヤモンド・ダイヤモンドムックなど監修。著書に「マンション管理大損のからくり」(講談社)、「間違いだらけのマンション管理タブー集」(誠文堂新光社)、「忍び寄るブラックマンション危機とその回避法」(保険毎日新聞社)などがある。
2019.6.3
5月から6月にかけては、マンションの通常総会が集中する時期である。総会にはさまざまな議案が上程されるが、すんなり通ると思っていた議案が、思わぬ反対意見の登場で否決されてしまうことも少なくない。総会が紛糾する原因としては、「合意形成」…
2019.3.29
マンション管理には「予防保全」と「事後保全」という言葉がある。文字通りに、予防的に保全するか、あるいは、何かことが起きた後で保全するか、という意味合いだ。一般的には「予防保全のほうがメリットがある」といわれているが、それは本当だろ…
2019.1.24
昨秋、最低賃金が引き上げられたことで、マンションの人件費も上昇しつつある。管理組合が負担する管理委託費にも影響が及んでくる話だが、その管理委託費の“値上げ”に便乗して、ある“バブル”が起きている。
2018.11.30
来年10月消費増税がほぼ確実視される中、マンションの大規模修繕工事を控えている管理組合にとっても、消費税の引き上げは大きな関心事だろう。ただし、増税前の「駆け込み契約」は要注意だ。
2018.10.18
大規模修繕工事にまつわる談合・リベート問題は、だいぶ報道されて話題になってきたが、まだ業界が改革される状況ではない。依然として悪徳コンサルや工事会社に「食い物」にされている管理組合は多い。
2018.9.6
マンション暮らしにおいて、クレーマーは厄介な存在だ。しかし、別な意味でもっと厄介な人たちがいる。それはマンション管理の活動に対して、無関心で沈黙している大勢の人、サイレントマジョリティーの存在である。
2018.7.27
多くのマンション管理組合は1年任期で理事の全数を改選する「輪番制」を採用しているのが現状だ。しかし、この方法は欠点が多く、管理会社の言いなりになってしまうという致命的な問題がある。
2018.6.27
マンションの購入の際には、立地や間取りは重要な要素だが、毎月支払い続けるお金、つまり、管理費や修繕積立金にも注意を払うべきである。内容的に適切か否かが重要であり、駐車場使用料の扱いが大きな目安となる。
2018.5.23
マンションにおけるエレベーターは“金食い虫”である。特に保守管理はメーカー(あるいはメーカー系業者)が割高な費用で行っていることが多い。それは「当然」「仕方がない」と思っている人が少なくない。
2018.4.27
マンションの大規模修繕工事は何年おきに行うべきなのか。一般的には「12年周期」で行うべきとされ、それを推奨する管理会社や工事会社も多い。それは本当なのだろうか。
2018.4.6
お住いのマンションの管理員の働きぶりはどのようなものだろうか?「よい管理員とは?」と言っても、管理会社にとってか、居住者にとってかで答えは変わってくる。管理組合にとってよい管理員とはどのような人か。
2018.3.30
マンションの資産価値の維持・向上のためには、適切なマンション管理が必要だが、何よりも住みやすさが重要だ。住みやすさといえば、立地や間取りのほか、意外と忘れがちなのが、住民同士のコミュニケーションだ。
2018.3.23
近年、欠陥マンションによるトラブルが少なくない。欠陥マンションはどうして生まれるのか。購入時に気をつけるべき点は何か。もし新築で購入したマンションに欠陥が見つかったなら、住民や管理組合はどうすべきか。
2018.2.28
最近は高級リゾートホテル並みに豪華な設備(共用部)を持った分譲マンションの売れ行きが好調だという。しかし、これら豪華設備は本当に必要なのか。よくよく考えて購入しないと、後に後悔することになる。
2018.2.9
ゴミ屋敷の出現は戸建て住宅だけの現象ではない、同じことがマンションでも起こっている。実はマンションの場合、戸建て住宅以上に深刻なトラブルになることが多いのだ。実際に問題となったケースを紹介する。
2018.1.25
マンション住民の中にも管理組合に対する「モンスタークレーマー」がしばしば出現します。声が大きいだけに、存在が目立ちます。このような人が出てきたら管理組合はどのように対応したらいいのでしょうか。
2018.1.19
マンションの大規模修繕工事は業者による談合が横行している。設計監理会社と呼ばれる設計コンサルタントが談合の大元となっているケースも少なくない。その驚きの手口を紹介する。
2017.12.22
管理組合の理事の選出には、1年任期で理事の全数を改選し、新理事が互選で理事長、副理事長、監事などを選ぶという「輪番制」が一般的だ。公平で合理的な方法だ。しかし、それには思わぬ“落とし穴”がある。
2017.12.8
マンション管理組合ほどIT化からほど遠い組織はない。重要書類が電子化されておらず、管理会社とのやり取りは郵便、電話が中心。組合員同士のコミュニケーションは立ち話。ほとんどのお知らせは掲示板のみが実態だ。
2017.11.24
マンションの大規模修繕工事は談合がまかり通っています。今回は二つのマンションの実例を通して、マンションに住む多くの方に危機感を持っていただき、力を合わせて悪しき習慣から住まいを守るきっかけとしてほしい。
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