
大林豁史
最終回
ドトール・日レスホールディングスのトップにして、「星乃珈琲店」という新しいブランドの構築にも成功した大林豁史会長。「慎重派」を自任する経営観や時代変化の読み方などを聞いた。

第3回
08年秋のリーマンショックで外食産業は大きな痛手を負った。ドトール日レスホールディングも例に漏れず、苦しい状況をなんとか建て直すため、大林会長は幹部を集めてアイデアを募った。しかし返ってきたのは「打つ手がありません」という言葉だけ。激怒と消沈の末、既に社長職を辞して引退の準備をしていた会長の復帰戦が始まった。

第2回
外食産業はオーナーが創業時のブランドを成長させるビジネスモデルが多いが、ドトール・日レスホールディングスの大林会長の場合は違う。時代に合わせてブランドを閉じたり新設したりして、様々な業態の多ブランドを展開することで持続的な成長を堅持している。異色の経営手法を編み出した「大林流」経営論に迫る。

第1回
「ドトールコーヒーショップ」「エクセルシオール カフェ」「カフェ コロラド」「洋麺屋五右衛門」「卵と私」、そして最近では「星乃珈琲店」などの実に46もの外食ブランドを運営するドトール・日レスホールディングス。この異色の“外食コングロマリット(複合体)”を率いる大林豁史会長は大きな声で快活に笑う“ガハハ”系。印象とは裏腹に、開口一番、「いろいろな経営者がいるが私は慎重で安全運転をする」。起業からドトールコーヒーと日本レストランシステムの経営統合、そして「21世紀に生き残れる外食産業」を語ってもらう。
