2019.7.31 日銀が「予防的な金融緩和」へ一歩前進、9月会合での追加緩和はあるか 日銀は7月30日、金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定。しかし黒田総裁は、「これまでは『モメンタムが損なわれた場合には緩和』と発言していたが、これからは『モメンタムが損なわれる前に緩和』へ変化した」と強調した。また同総裁は、マ…
2019.6.21 7月の為替市場は日銀の金融緩和を促す催促相場に 6月の日米両国の中央銀行の動きは対照的。米FRBが早ければ7月の利下げを示唆する一方、日銀は景気判断を据え置くなど、先行き不透明感の強い発表内容となった。為替市場では、日米の金融政策の方向性のギャップを円高材料とみなした。7月の為替市場…
2019.5.21 1-3月期GDPが示す景気変調、次の金融緩和の決め手は「マイナス金利の深堀り」 先日発表された1-3月期GDPによれば、日本経済は前期比0.5%のプラス成長となった。しかし、日本経済に不安要因は多く、2019年内にも景気後退に陥る可能性が高まっている。そんななか、すでに「できることが少ない」と言われる日銀が取るべき金融政…
2019.4.26 日銀の最重要課題は「不透明性」の払拭 日本銀行は先日の金融政策決定会合で、政策金利に関する見通しを、従来の「当分の間」というあいまいな表現から、「当分の間、少なくとも2020年春ごろまで」と時期を明確化し、「現在のきわめて低い長短金利の水準を維持する」とした。しかし、これ…