古山喜章
「借りたら返すな!」「ムダな借金はするな!」中小企業の財務戦略、どっちが正しい?(後編)
2017年に『借りたら返すな!』を出版し、財務状態や融資環境がいい時ときにできる限りの借入を行うことの重要性を説いた大久保圭太氏。一方、2019年に『社長! カネ回りをよくしたければ銀行の言いなりはやめなさい』を出版し、ムダな借金を減らして自己資本を強化することが会社を強くすると説いた古山喜章氏。いずれも財務戦略のプロフェッショナルであるお二人の意見は、正反対のように見えます。借入はするべきかするべきではないのか、銀行との付き合いはどうすればいいのか、儲かる会社に変わるためにはどうすればいいのか……中小企業の財務戦略を軸に、お二人に激論をたたかわせていただきました。(前編はこちら)

「借りたら返すな!」「ムダな借金はするな!」中小企業の財務戦略、どっちが正しい?(前編)
2017年に『借りたら返すな!』を出版し、財務状態や融資環境がいい時にできる限りの借入を行うことの重要性を説いた大久保圭太氏。一方、2019年に『社長! カネ回りをよくしたければ銀行の言いなりはやめなさい』を出版し、ムダな借金を減らして自己資本を強化することが会社を強くすると説いた古山喜章氏。いずれも財務戦略のプロフェッショナルであるお二人の意見は、正反対のように見えます。借入はするべきかするべきではないのか、銀行との付き合いはどうすればいいのか、儲かる会社に変わるためにはどうすればいいのか……中小企業の財務戦略を軸に、お二人に激論をたたかわせていただきました。前後編2回に分けてお届けします。

第6回
銀行員の最大の屈辱は融資シェアを奪われること
銀行員の関心は「融資シェア」にある。ならば、その「融資シェア」を逆手にとって、他行をちらつかせることで、有利な条件交渉にもっていこう。

第5回
担保・個人保証なしで借りなさい!
銀行融資を受けるのに、担保と個人保証が必要だと思っている人がいまだに多い。しかし、それは昔の話。銀行を取り巻く環境は激変し、交渉をすれば担保も個人保証も外せる時代になった。

第4回
銀行の振込手数料は値引きできる
「銀行の振込手数料は値段が決まっている」と思い込んでいる経営者が多い。しかし、振込手数料の成り立ちを知れば、交渉次第で手数料は下げられることがわかってくる。

第3回
地銀の再編が進めば、資金調達事情は一変する
銀行が融資をしてくれるからといって、銀行から評価されていると思てはいけない。地銀再編などが起こると、これまでの状況が一変することがある。

第2回
売上を拡大するほど、経営は苦しくなっていく
「売上高を伸ばせば、すべてが解決する」と思っている経営者が多い。しかし、現在、売上高拡大を主張するのは自殺行為だ。財務がわからない経営者が陥る落とし穴とは何か?

第1回
社長はなぜ銀行に頭が上がらないのか?
銀行も1つの仕入業者にすぎないのに、相手が銀行となると、途端に頭が上がらなくなってしまう。なぜ社長は「銀行サマサマ病」から抜け出せないのか?
