石倉洋子
なぜ「質問すること」は、人間にできてAIにできないのか? 人間の価値を決める「質問すること」の真の意義は何か? このことについて考えてみたいと思います。

「さすがに来年までにはコロナ禍も収束しているだろう」「コロナ禍を乗り越えて開催するオリンピックは人々に感動を与えるだろう」――。こうした「希望的観測」は、ワクチン開発のスピード、世界でのワクチン争奪戦、変異株の登場といった、この1年の状況をみれば、ただの「幻想」であったことは明らかです。

今、人々の宇宙への関心が高まっています。宇宙には、一見、簡単には成し遂げられないことにも挑戦したくなる、そのような魅力があるようです。先日、癌細胞と無重力の状態の関係を研究しているJoshua Chou教授(University of Technology Sydney)を招いて、宇宙探索や宇宙旅行に関するワークショップを開催しました。その時の様子をお話しましょう。

「状況は刻一刻と変化しているけれど、はっきりした決定をしなくてはならない」「でも何をどうしたら良いのか」。そうしたときに役立つ方法が「ディベート」です。ディベートはビジネスの現場含めいろいろな状況で活用することができます。本稿では、企業研修やワークショップで行っている「略式ディベート」について、例を用いてわかりやすく解説します。

今年のGWは、移動が制限され時間ができたことを「自由に使える休暇を手に入れた」と、好機としてとらえ、自分のやりたいことに向かって行動に移してみてはいかがでしょうか。その第一歩を踏み出す秘訣をお教えしましょう。

当事者意識や「やり遂げる意思」の不足、未来への展望の欠如……。情報はいくら持っていても、それだけでは力になりません。特にこのコロナ禍においては、情報を追いかけるだけでは疲弊してしまいます。では、私たちはこうした力を身に付けるためにどうすればよいのでしょうか?イスラエルのエリート養成プログラムと台湾のオードリー・タン氏の政策、この二つの事例をもとに考えてみましょう。

私はこれまで、ダボス会議やサンガレン・シンポジウムなど、世界経済フォーラム主宰の国際的な会議に数多く参加してきました。そこで得た知見を今回はご紹介します。

新年の抱負など、目標や活動を実践・継続させるためのコツとしてメディアでよく紹介される「周囲に宣言する」「細かく予定を立てる」といったアイデア。実はもっと効率的な方法があるのです。単なる時間管理法ではなく、生産性の向上にも役立つ「構造化」について解説します。
