
山口有次
東京ディズニーリゾートの運営企業がクルーズ事業を始めます。乗客定員は約4000人と大きな船で、どこにも寄港しないで戻ってくる、一風変わったクルーズです。船という非日常の空間にディズニーの世界観を創り上げる、さながらテーマパークのエリア新設に近い位置づけといえます。下船するまでずっとディズニーの世界観に浸り満喫できることは、ファンにとってはたまらない魅力。一方で、運営企業はしたたかにビジネスの皮算用もしています。

東京ディズニーリゾートの運営企業がクルーズ事業を始めます。乗客定員は約4000人と大きな船で、どこにも寄港しないで戻ってくる、一風変わったクルーズです。船という非日常の空間にディズニーの世界観を創り上げる、さながらテーマパークのエリア新設に近い位置づけといえます。下船するまでずっとディズニーの世界観に浸り満喫できることは、ファンにとってはたまらない魅力。一方で、運営企業はしたたかにビジネスの皮算用もしています。

東京ディズニーリゾートが2000円の追加料金でアトラクションの「待ち時間を買う」サービスを始めた。はたしてその価格設定は妥当なのか、126人に「価格感度測定」をした分析調査結果を、本邦初公開する。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、2022年3月期の業績予想を上方修正した。ある顧客満足度調査によると、コロナ禍でさまざまな制約があったにもかかわらず、東京ディズニーの満足度は上昇。パークチケットを「値上げ」しても人気は根強い。そこで東京ディズニーの「入園機会損失」を独自に試算してみた。この巨大な入園機会損失が、コロナ禍の収束に伴い、いわゆるリベンジ消費につながる可能性は高い。

東京ディズニーランドに2020年9月、過去最大の750億円を投じた新エリアとアトラクションがオープンした。23年には東京ディズニーシーの新テーマポートに注目が集まることは間違いない。国内外のテーマパークの最新アトラクションおよび今後の開発動向を考察する。

コロナ禍で入場制限と時短営業をしている東京ディズニーリゾート。2020年度の決算は赤字に陥った。しかし「集客できず大赤字になった」とは単純に言い切れない興味深い点がいくつもある。
