2024.7.17 クロマグロの漁獲枠「倍増」案で、日本が国際社会に総すかんを食らった悲しい事情 北海道・釧路市で行われた太平洋クロマグロの漁獲量をめぐる国際会議が行われた。漁獲枠を大幅に増やす日本の提案は受け入れられなかった。太平洋クロマグロの最大の漁獲国であり、最大の消費国でもある日本は、なぜ交渉の主導権を失ってしまったの…
2023.1.26 大間まぐろなら1kg5000円で取引も!クロマグロ漁獲枠を漁師が転売する裏事情 クロマグロは漁獲制限の対象になっていて、漁業者はその枠内でしかとってはいけない。国が大枠を決めて配分するが、天下り先を優遇しているという批判もある。売って換金することも可能で、収入に直結するだけに配分を誤れば争いを生む。
2022.5.19 「大間まぐろ」崩壊の危機、最高級ブランドの2つの闇にメスで大揺れ マグロの最高ブランド「大間まぐろ」に激震が走っている。一つは産地表示問題、もう一つは昨年秋に表面化した漁業法違反の疑いのあるヤミ漁獲だ。よその場所で水揚げしたマグロまで「大間まぐろ」として出荷されている疑惑も生じていて、農林水産省…
2022.3.23 アサリもマグロも…信用担保の「産地証明書」がただの“紙切れ”になる本末転倒 熊本県産アサリの産地偽装問題で明らかになったのは、「産地証明書」が偽装の道具として使われたという事実である。生産量が激減しても熊本産というブランドを欲しがる消費者の期待や流通業界からの要求が、虚構をはびこらせていたのかもしれない。…
2022.1.7 「大間まぐろ」は大間産クロマグロなのか?データで読み解く“漁獲量”のナゾ 青森県は大間産クロマグロの漁獲未報告の疑いで2021年12月23日、JF大間漁協に漁業者を個別に呼び出し、事情聴取した。たくさんの業者が集荷を競う大間では、漁協とはいえ漁獲の実態をつかみ切れていない。大間沖での漁獲をうたう漁協の商標「大間ま…
2021.12.15 クロマグロ「大間」のブランド汚すヤミ漁獲、行政と漁業関係者が払うツケ マグロの最高級ブランドとして知られる青森県の大間産クロマグロのヤミ漁獲が明るみに出た。地方の市場に大量出荷されたことを不審に思った水産庁が青森県と大間漁業協同組合に調査を指示したのだ。以前から漁獲報告より流通量が多いと噂されていた…