国分峰樹
このままだとヤバいかも…リスキリング熱が空回り「大人の学びの貧困社会」の悲しい現実
近年、大人の学び直しやリスキリングがトレンドになっているが、“学びの本質”を知るビジネスパーソンはどれだけいるだろうか。現役電通マンでありながら、現在も東京大学大学院の博士課程に在学中の国分峰樹氏は、日本のビジネスパーソンは「専門性を磨くための学びがおろそかになっている」と指摘する。本稿は、国分峰樹『替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方』(フォレスト出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「AIに奪われる仕事」「奪われない仕事」の決定的な違い
AIをはじめとするデジタル技術が人間の知能を超える転換点「シンギュラリティ」。これまで絵空事に思えていたシンギュラリティが、年々現実味を帯びてきた。これから先、AIが本格的に活用されるようになれば、多くの人が仕事を失うことになりかねない。AI時代を生き抜くために必要な「専門性」について、現役電通マンの国分峰樹氏が解説する。本稿は、国分峰樹『替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方』(フォレスト出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「平均点にカネを払う人はいない」替えがきかない人材になるための必須条件とは?
終身雇用・年功序列制度が崩壊しつつある日本では、転職における自分の市場価値を知る必要がある。そこでひとつの指標となるのが「専門性」だ。電通でトランスフォーメーション・プロデュース部長を務めながら、大学講師、文筆業と幅広く活躍する国分峰樹氏は「専門性という武器をもっていないビジネスパーソンは、会社での居場所や存在価値がどんどんなくなっていく」と語る。本稿は、国分峰樹『替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方』(フォレスト出版)の一部を抜粋・編集したものです。
