鈴木一人 地経学研究所所長、東京大学公共政策大学院教授 すずき・かずひと/東京大学公共政策大学院教授/国際文化会館地経学研究所長、1970年生まれ。2000年英国サセックス大学ヨ-ロッパ研究所現代ヨーロッパ研究専攻博士課程修了。筑波大学大学院准教授、北海道大学公共政策大学院教授などを経て20年から東京大学公共政策大学院教授、22年から地経学研究所長。この間、国連安保理イラン制裁専門家パネル委員。内閣府宇宙政策委員会委員(宇宙安全保障部会長)、日本安全保障貿易学会会長などを務める。専門は国際政治、国際政治経済学、科学技術と安全保障など。『宇宙開発と国際政治』(2011年。サントリー学芸賞受賞)など著者多数 #11 「もしハリ」でも「もしトラ」でもアメリカは経済安全保障を重視、米国市場グローバル化の時代は終わる 鈴木一人 米大統領選挙後の米国の経済安全保障政策は、ハリス氏が雇用維持、トランプ氏は関税強化と重点は違うが、どちらの政権となっても強化される。中国との覇権争いという構造的要因があり、グローバル化の流れは変わって日本企業にとっても米国は「自由で開かれた市場」ではなくなる。 2024年10月24日 5:10