2025.2.12 「国債大量保有」状態からの日銀「出口戦略」の果てに待つ「長期金利7%」のリスク 国債最大の保有主体である日銀が、長期的に保有残高を大幅に減らす見込みだ。そうした状況の中、長期金利への影響のカギを握るのが海外投資家の国債保有比率である。高いリスクプレミアムを満たすために「長期金利の上昇」が予想されるが、果たして…
2025.2.11 習近平がブチ上げた大中華の夢「2020年代に米中経済逆転」が叶わないワケ 少子高齢化の進む中国。1人っ子政策の廃止後も出生率は低下し続け、人口は2021年をピークとしてついに減少に転じた。2012年に中国共産党のトップに就いた習近平は、かつて「中国の夢」(=中華民族の偉大な復興)を語っていた。西側の多くの知識人…
2025.2.10 トランプの2大恐怖政策「関税大乱発」「移民大排斥」が招く米景気崩壊シナリオ【日本も他人事ではない】 トランプ大統領就任後の米国経済の行方に世界中の注目が集まっている。コロナ禍後、米国経済において最大の懸念事項であったインフレは、トランプ政権の掲げる「追加関税措置」と「移民規制」によって再加速しかねない。2025年の米国経済は一体どう…
2013.1.7 【テーマ1】日本経済「3本の矢」に支えられ緩やかな回復 市場が囃す「アベノミクス」への期待と課題――大和総研チーフエコノミスト 熊谷亮丸 13年の日本経済は外需の持ち直しなどで緩やかな回復に向かうだろう。金融市場が期待する「アベノミクス」は、成長志向である点は評価できるものの、成否のカギは財政規律を維持できるかどうかにかかっている。