千々和泰明
「見捨てられ」が怖い日本と「巻き込まれ」を恐れるアメリカ…同盟のジレンマの陰で高まる「第三次世界大戦」のリスク
日々、メディアでは世界各地での紛争に関するニュースが流れている。そうした出来事が火種となり、大規模な戦争へと発展すれば、私たち自身の安全も脅かされかねない。世界には数多くの火種が存在し、それぞれの情勢を理解することは、平和への小さな一歩につながるはずだ。今、世界で何が起きているのか。

トランプがいくら介入してもイスラエル、パレスチナの戦闘が終わらないワケ
ロシア・ウクライナ戦争やイスラエル・ガザ紛争がなかなか終結しないのは、「紛争の根本解決」を目指すか、「妥協的和平」で手を打つかの判断が難しいからだ。この問いは時代を超えて国際社会が抱えてきた難題でもある。戦争と平和を繰り返す世界の中で、力のバランスと駆け引きの構図を改めて読み解く。※本稿は、千々和泰明『世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。

「核兵器を持っているのは公然の秘密」核保有を公式に認めない国の名前
「核なき世界は、平和で安全な世界!」と叫ぶ人がいる。その考えは、本当に正しいのだろうか。互いに武器を持ったまま先に手放すのはどちらか、核をめぐる国際関係は、そんな腹の探り合いによって複雑に絡み合っている。世界平和への足並みが揃う日はいつ訪れるのか。核問題の実情を丁寧に見つめ直す。※本稿は、千々和泰明『世界の力関係がわかる本――帝国・大戦・核抑止』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。
