上野泰也

上野泰也

マーケットコンシェルジュ代表

1985年上智大学文学部史学科卒。法学部法律学科に学士入学後、国家公務員I種(行政職)にトップ合格。86年会計検査院入庁。88年富士銀行(現みずほ銀行)に転じ、為替ディーラー。90年から為替・資金・債券の各セクションでマーケットエコノミストを歴任。94年富士証券チーフマーケットエコノミスト。00年みずほ証券チーフマーケットエコノミスト。25年7月より現職。

日銀の追加利上げ「26年1月」が本命、高市政権や春闘にらみ10月利上げ見送り
上野泰也
日本銀行は10月の金融政策決定会合で、6会合連続で政策金利を据え置いた。高田創・田村直樹両審議委員は前回に引き続き、利上げを主張し反対票を投じた。据え置きの背景には、就任したばかりの高市政権との「間合い」がまだ定まらない中での政治的配慮がある。「トランプ関税」の影響を十分確認し、2026年春闘の「初動」をチェックでき、補正予算成立後である来年1月会合が、最も自然な追加利上げのタイミングになる。
日銀の追加利上げ「26年1月」が本命、高市政権や春闘にらみ10月利上げ見送り
FRB利下げ再開も雇用失速と「トランプ派」台頭で揺らぐ政策軸、懸念される長期金利上昇
上野泰也
7・8月の米雇用統計が示した雇用の伸び失速を背景に、FRB(米連邦準備制度理事会)は9月FOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利下げを決定した。物価安定と雇用最大化というデュアル・マンデートの下、雇用リスクを重視した政策転換だが、内部では「トランプ派」が存在感を強め、独立性や中立金利を巡る議論に不透明感が漂っている。
FRB利下げ再開も雇用失速と「トランプ派」台頭で揺らぐ政策軸、懸念される長期金利上昇
パウエル議長はジャクソンホールで「慎重な利下げ開始」示唆も、トランプ関税とFRB分断に揺れる金融政策
上野泰也
米ワイオミング州で開かれたジャクソンホール会合で、パウエルFRB議長はインフレと雇用のリスクを踏まえ、9月FOMC(米連邦公開市場委員会)での0.25%利下げ再開を示唆した。株価は急伸し、市場には楽観論が漂っている。だが、トランプ関税の影響やFRB分断への懸念は根強く、米金融政策の行方は依然「データ次第」であることには変わりはない。
パウエル議長はジャクソンホールで「慎重な利下げ開始」示唆も、トランプ関税とFRB分断に揺れる金融政策
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