熊谷賴佳
病院は診療報酬の“奴隷”…日本が誇る“国民皆保険”の裏で、病院と患者が“共倒れ”する未来
「誰もが安心して医療を受けられる」ことを掲げ、筆者の祖父が導入に尽力した国民皆保険制度。1961年に導入されたが、その高い理想とは裏腹に、病院はころころ変わる診療報酬に翻弄(ほんろう)されるようになってしまった。理想と現実のはざまで苦境に陥った病院経営のいまに迫る。

重鎮の医師たちが次々に誤診…「うつ病の治療」で悪化する“レビー小体型認知症”のワナ
レビー小体型認知症の症状は、うつ病などと見分けがつきにくく、名医でさえ診断を誤るほどだ。それに加え専門医不足も深刻化しており、レビー小体型認知症の患者のケアはますます困難になっていくと予想される。誤診により、多大な苦しみを負った人を追う。
