松本典久 鉄道ジャーナリスト まつもと・のりひさ/1955年、東京生まれ。出版社勤務を経て、フリーランスの鉄道ジャーナリストとして活躍。近著に『鉄道と時刻表の150年 紙の上のタイムトラベル』(東京書籍)、『夜行列車の記憶』『軽便鉄道入門』(天夢人)、『ブルートレインはなぜ愛されたのか?』『謎とフシギの京王電鉄』(交通新聞社新書)ほか。 1970年の大阪万博で近鉄が提案していた“幻の乗り物”とは?【乗ってみたかった…!】 松本典久 「2025大阪・関西万博」が閉幕した。振り返れば1970年に大阪の千里丘陵で開催された「日本万国博覧会」、公式略称「EXPO'70」は延べ6421万8770人もの来訪者数を記録し閉幕した。大成功を下支えしたのが、大量高速輸送能力に優れた「鉄道」の進化だ。その一端を紹介していこう。 2025年10月14日 12:00