フォロー
垂 秀夫
尖閣問題に〈大人の対応〉取り続ける日本…元駐中国大使が「国家として異常な状態」と警鐘
「外交は戦略がすべて」と教えられた元外交官の垂秀夫氏。中国課長時代、年末年始を潰して「対中戦略」をまとめ上げ、外務大臣に提出した。ところが、大臣が資料を読み終えて最初に尋ねたのは、戦略とは別の目の前の案件だった。なぜ日本外交では、長期的な戦略よりも個別案件への対応が優先されるのか。垂氏が見た、日本外交の構造的な問題とは。※本稿は、元駐中国大使・立命館大学教授の垂 秀夫『「力の時代」を生き抜く 戦略的思考』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。

高市総理の「戦略なき言動」と安倍総理の「戦略的外交」の決定的な違い
高市早苗首相の「存立危機事態」発言をきっかけに、日中関係は緊張を増した。発言の内容そのものに誤りがなくても、外交では「正しいことを言う」だけでは十分ではない。かつて「対中強硬派」と見られながら、中国との関係を管理した安倍晋三元首相との違いから、元駐中国大使の垂秀夫氏が、対中外交に求められる「戦略」の重要性を説く。※本稿は、元駐中国大使・立命館大学教授の垂 秀夫『「力の時代」を生き抜く 戦略的思考』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。

「総理がイライラしている」「台湾関連の情報を取って」インテリジェンスの現場を動かした〈一本の電話〉
なぜ、有能な官僚がそろっていても「国家全体の戦略」は生まれにくいのか。外務省で約40年、中国・台湾に関わってきた垂秀夫氏は、霞が関の人事や前例踏襲、縦割り行政に構造的な問題を見てきた。尖閣をめぐる省庁横断会議では、「海上保安庁の予算を増やすべきだ」と発言した垂氏に、国交省幹部が「もう発言しないでいただきたい」と告げたという。国益より「省益」が優先される霞が関の実態とは。※本稿は、元駐中国大使・立命館大学教授の垂 秀夫『「力の時代」を生き抜く 戦略的思考』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。

中国の国力は「すでにピークアウト」元駐中国大使が解説する習近平の「真の狙い」
中国は米国との競争を、目先の勝ち負けではなく「時間」の長さで捉えている。では、習近平政権が「今後3年間」という時間軸を重視するのはなぜなのか。トランプ政権の残り任期を見据え、中国はその間に何を狙っているのか。元駐中国大使の垂秀夫氏が、中国外交を読み解くカギとなる「時間」の戦略を解説する。※本稿は、元駐中国大使・立命館大学教授の垂 秀夫『「力の時代」を生き抜く 戦略的思考』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。

「台湾もウイグルもチベットも中国の国内問題」一見弱腰な日本政府答弁にひそむ非・傍観戦略
台湾やウイグル、チベットなど中国の周辺は摩擦が絶えない。そうした場面におよぶと、日本政府は「基本的には国内問題」と答弁する。しかし、この表現は単なる中国への配慮ではなく、安全保障を考えた外交上の工夫でもあった。冷戦下から続く中国との複雑な関係を、対中外交を担ってきた実務家の2人が解説する。※本稿は、笹川平和財団常務理事の兼原信克、立命館大学教授の垂 秀夫『中国共産党が語れない日中近現代史』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。

「中国が共産化したのは日本のおかげ」毛沢東の発言が示す習近平体制の原点
2025年7月7日の「抗日戦争勝利80周年」に際し、習近平は中国共産党の功績を改めて強調した。しかし、事実を追っていくと、中国で語られる歴史認識と異なる面が見えてくる。毛沢東が「日本に感謝する」と語った意味とは何か。中共がひた隠す不都合な真実を、対中外交を担ってきた実務家の2人が語る。※本稿は、笹川平和財団常務理事の兼原信克、立命館大学教授の垂 秀夫『中国共産党が語れない日中近現代史』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。

「農村から都市を包囲せよ」地方を握る習近平の“毛沢東式”支配戦略
2期10年の任期制限を撤廃し、中国共産党のトップに君臨し続ける習近平。その権力基盤を支えているのは、地方で広める反日プロパガンダだという。習近平が農村部から熱烈な支持を集める理由を、対中外交を担ってきた実務家の2人が解き明かす。※本稿は、笹川平和財団常務理事の兼原信克、立命館大学教授の垂 秀夫『中国共産党が語れない日中近現代史』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。
