今、メタボ体型の男性が増えてきています。

 国民健康・栄養調査によると、30代男性の4割近く、40代、50代に至っては半数以上が腹囲85cmを超えるメタボ体型。また私たちの調査でも、30代男性の体重は20歳のときから平均7kg近く増えており、これは40代、50代の男性とほとんど変わらないという状況です。早速下のグラフをご覧いただき、右下の「1」、「2」でページをめくりながら、この様子をご確認ください。

 このように日本の男性は、20歳を過ぎても「前後左右」に成長し続けているのです。そしてその先にあるのは、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病。私たちは、これまで中高年のビジネスマンたちが、忙しさを理由に自己管理を怠り、志半ばで病気になって、やむを得ず方向転換しなければならないケースを幾つも目にしてきました。

 “お腹周りを引き締めること”

 それはビジネスマンにとって、単に見栄えを良くするだけでなく、重要なリスクマネジメントであり、かつ、これからの人生をより豊かに充実したものにするための投資だと言えます。(もちろん、周りの女性からの評判も良くなるというおまけもついてきます)

 アメリカのビジネス本や自己啓発本では、必ずと言って良いほど健康管理やダイエットに関する内容が網羅されています。きっと公私ともに実りある人生には、シェイプされた健康なカラダを維持していることが大前提にあるからでしょう。ただ、なかにはジムへ通ったり、パーソナルトレーナーのサポートを勧めている本もあります。

 もちろん日本でもフィットネスクラブは身近な存在になり、パーソナルトレーナーという職業を雑誌などでも目にするようになりました。しかし一方で、忙しいビジネスマンがジムに行く時間を確保したり、パーソナルトレーナーにアクセスし、その料金を捻出することは、まだまだ敷居が高いのも事実です。