あなたは「交渉がヘタ」と悩んでいないだろうか。しかし、心理テクニックさえ身につければ、誰でも思い通りに相手を操ることができる。この連載では、演習問題を多数出題し、交渉力を高めるコツを紹介していく。
Q:あなたは、取引先と何回かの商談を重ねたが、腹の探り合いに終始してしまい、お互いに望んでいる条件がいまいちつかめない。このような場合、相手の要望をつかみ、状況を打破するためには、どのような心理技法が考えられるだろうか。最も適切なものをひとつだけ選べ。
(1) 相手の要望を知る必要はない。あくまで自分の望みだけをぶつけていけばよい。
(2) 何を望んでいるのかを教えてくれないと、こちらもお教えできないと伝える。
(3) お互いの要求を、「いっせーの」で教え合おうと提案してみる。