小学5年生が
死にかけた子牛を見た瞬間
私の農家の友人で、小学5年生に子牛の面倒を見させていた農家の方がいます。
その子の仕事は、朝晩のエサやりです。
しかし、ある朝、「学校に遅刻しちゃう」とあわてて柵を閉め忘れ、学校に行ってしまいました。
柵を出たすぐそこには、エサのストックが山盛り……。
牛はエサがあると際限なく食べてしまい、最悪死んでしまうこともあります。
子どもが帰ってくると、まさに子牛が死にかけていました。
子どもは泣き喚きながらも、徹夜で必死に看病しました。
その甲斐あってか、子牛は一命を取り留めることに!
その農家の方、途中で子牛の異変に気づいていたのですが、子どものためにと、あえてそのままにしておいたそうです(最終的には助かるとわかっていたからなのですが……)。
それからその子は、2度と柵を閉め忘れることはなく、以前より子牛に真剣に向き合うようになったとのこと。実体感というのは本当に大きいですね。