蓮舫氏はなぜ「カッコ悪い女」
になってしまったのか?

 まず蓮舫氏だが、かつての彼女はたしかにカッコよかった。キャスターとして政治家として社会的に活躍し、結婚して子どもも産み育て、ある意味で理想的なキャリアと人生を歩んできた。国会やテレビ番組での発言も舌鋒鋭く、まさに男前な女性イメージを体現していた。本来なら、今回の党首就任で女性人気がさらにアップしてもおかしくなかった。しかし、現実にはそうはなっていない。女性活躍推進リーダーとしての期待感も高まっていない。

 その理由はなんといっても、例の二重国籍問題を巡って発言が二転三転し、みっともない姿を見せてしまったことだ。つまり、「カッコ悪い女」になってしまった。

 二重国籍の問題に関しては、批判派、擁護派入り乱れてさんざん議論されているので、ここでは深くは立ち入らない。ただ、マスコミの方にはぜひ蓮舫氏にぶつけてほしい質問がある。それは、「もし日本が台湾、あるいは中国と戦争状態になったら、あなたが守るのは日本なのか? それとも台湾や中国なのか?」と。

 無茶な質問だと思う人もいるかもしれないが、そうではない。たとえば移民大国のアメリカでも、外国人がアメリカの市民権を得るためには、アメリカ合衆国への忠誠と、元の母国への忠誠の放棄が求められる。場合によっては、上記のように「日本とアメリカが戦争になった時に、あなたが守るのはアメリカか? 日本か?」みたいな質問もされる。

 蓮舫氏の二重国籍問題に関して、蓮舫擁護派は「グローバル時代に二重国籍がどうのこうの批判する日本は遅れている」みたいなことを言う人間もいるが、帰化する時に(帰化先の)国家への忠誠を求められないのは日本くらいなものだ。

 もし、この二重国籍問題にグローバルな視点を持ち込むなら、台湾への忠誠の放棄を蓮舫氏にも求めるべきだろう。しかも蓮舫氏は国会議員であり、最大野党の党首であり、総理大臣をめざすと公言している人間。であれば、なおさらだ。なにしろ総理大臣とは、自衛隊の最高指揮官でもある。国家に忠誠を誓えない人間につとまる職務ではないのである。

 そして、もし蓮舫氏がしかるべき場(国会や記者会見の場など)で、日本への忠誠を誓い、台湾への忠誠を放棄する旨の発言ができないとすれば、「日本を愛している」という言葉はウソになる。それでなくても今回の二重国籍問題では、さんざん発言を二転三転させた蓮舫氏だ。このままでは、女性たちから「ウソつき女」のレッテルを貼られてしまうだろう。そして女性は、「ウソつき女」が大嫌いだ。