
竹井善昭
第209回
WHOがついにパンデミック宣言を出した新型コロナ騒動。東京五輪に対しても、中止か延期の可能性が濃厚になってきた。何とも暗いニュースばかりの中で恐縮だが、今回はそれに追い打ちをかけるような情報をお伝えする。アメリカのブルッキングス研究所が発表した、新型コロナの感染拡大による「最悪シナリオ」だ。

新型コロナによる休校問題で子育て中のママたちが悲鳴を上げている。さらに今後は、経済的な落ち込みによる「雇用不安」も予想されるが、こういう時に真っ先に被害を受けるのは弱い立場の人間。特にシングルマザーたちが大打撃を受ける可能性がある。

第207回
萩生田文部相の失言もあり、民間業者活用の是非で大きく揺れている英語入試改革。だが日本の英語教育に関しては、もっと重大な問題がある。それは、すでに始まっている「会話力重視」の路線だ。

第206回
透析中止を医者が提示した結果、患者が死亡した事件が、テレビや新聞でも大きな話題となっている。そこで今回は、患者の立場から「透析のリアル」を語ってみたいと思う。というのも、僕もまた透析患者だからだ。

第205回
「ふるさと納税」の季節がやってきた。急成長したこの市場ではいま、異常な返礼品競争が問題となっている。ついには総務省が規制に入り、来年4月には制度が変わるといわれている。そこで今回は、ふるさと納税が“目指すべき道”を提言したい。

第204回
先週、死刑判決を受けていた麻原彰晃をはじめオウム真理教幹部7名の死刑が執行された。死刑執行には賛否両論ある。正義のあり方は人それぞれだ。ちなみに、今回のオウム幹部の死刑執行を、AIならどう判断するだろうか。

第203回
ベルギー戦に逆転負けし、W杯での闘いを終えたサッカー日本代表。試合後、西野監督く絞り出すように語り出したのが「何が足りなかったんでしょうね」だった。いったい日本代表チームには何が足りなかったのか。結論から言えば、それは「目線の高さ」である。

第202回
関学と日大のアメフト定期戦で起きた、日大選手による卑劣な反則プレー。どこのメディアも伝えていないが、関学アメフト部には、ある「悲劇の歴史」がある。そこを知らなければ、今回のプレーがどれほど危険な行為だったか理解できない。

第201回
展開がめまぐるしい今回のセクハラ騒動でわかったことは、日本の社会がいかにセクハラ問題について理解していないかということ。財務省の対応は相当ひどいものだったが、マスコミの対応もひどいものだった。

第200回
渦中の森友問題だが、その「本質」は、森友学園の小学校認可や国有地払い下げに安倍総理や昭恵夫人の関与があったかどうかではない。今回はそのことについて述べる。

第199回
文科省の前事務次官・前川喜平氏が名古屋の市立中学で行った講演について、文科省が政治介入しているとして、大きな話題になっている。そこで今回は、文科省介入の是非以前に、そもそも前川氏を講演者として教育現場に招聘することの是非について考えてみる。

第198回
週刊文春の報道で、にわかに燃え上がった女子レスリング界のパワハラ疑惑。この問題、単に女子レスリングやスポーツ界だけの問題ではない。パワハラやセクハラを生むメカニズムはどのような組織でも共通だ。今回は、それらを生み出すメカニズムについて論じる。

第197回
いまある仕事の4割がなくなると言われる、これからのデジタルエコノミーの時代。いまさらデータサイエンティストやAI開発者にはなれない普通のオヤジ・サラリーマンが何を学び、どのようなスキルを高めていけばいいのか――。

第196回
レースクイーンの廃止をF1が正式発表したことが、大きな話題になっている。廃止の理由を、F1運営側は「大会のブランド価値や現代の社会規範にそぐわない」と言っているが、そうだとすれば、事はモータースポーツ界だけの問題ではない。

第195回
AIだのフィンテックだのと、ますますハイテク化が進展する21世紀において、日本の教育現場がいかに絶望的か、ほとんど報道されることもない実情を今回はお伝えする。

第194回
これからの時代、電話やハンコを捨てられない企業は成長ができず、潰れていく――。今回は、このことについて述べたい。なぜなら、働き方改革の視点からも重要だからだ。

第193回
熊本の女性市議が赤ちゃんを連れて市議会に出席した件が賛否両論の議論になっているが、ちょっとおかしな議論になっていると思う。今回はこの熊本の件を題材に、社会課題を考える視点について述べてみたい。

第192回
いったい景気は回復しているのかしていないのか、よくわらかない局面だが、実のところ、バブルは来ていると感じている。マーケティング屋の実感として、今はバブルが来ているなあと思う「現象」も生じている。今回は、その現象について述べたいと思う。

第191回
10年後か20年後、「2017年」という年を振り返った時に、「それは、マスメディアがネットに完全なる敗北が決定した年」として記録されているかもしれない。そのことを象徴することが、先日の「衆院選」であり、「ゆうこす」の登場だ。

第190回
フジテレビがまた批判にさらされている。今回は、「LGBTQに対する差別」騒動だ。『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』で登場したキャラクターが「性的マイノリティに対する差別表現だ」として批判が殺到。社長が記者会見で謝罪する騒ぎとなった。
