単純化すると、週5日会社任せに過ごして2日を自由に使うのと、週4日が会社任せで3日を自由に使うのとでは、会社任せの時間の効果が同じだとすると、競争上は、自由な日が2日から3日に増える分だけ、自由な日の効果の「差」が余計に出ることになる。

 社員個人の観点で考えると、増えた休日の使い方は、休息に加えて、勉強・副業・趣味・社会貢献など様々だ。

 週に3日自由な日があると、例えば、1日丸々休んだとしても、2日は何らかの勉強に使える。筆者はあまり高く評価しないが社会人向けの大学院で学ぶこともできるだろうし、もちろん何らかのテーマを独学してもいい。学ぶ人と、学ばない人とでは、当然ながら差が付くだろう。

 週休3日制には、能力開発における競争を強化する効果があるはずだ。社員は、必ずしも単に楽になるだけではない。

 また、ヤフーが週休3日を導入するなら、是非、社員の副業の自由化を後押ししてほしい。社員に副業を持たせることは、社員にプレッシャーを掛けたいのだとするとマイナスに働くが、プレッシャーから生まれる生産性を求めているのではないからこそ、週休3日制を導入するのだろう。

 副業を持つと、社員は、自分により自信を持つようになるし、視点が拡がる。会社としては、社員の本業がより愛着の持てるものであるかどうかが大事であって、社員の副業に焼き餅を焼くようなビジネスは半ば「終わっている」。

 もちろん、社員が「自分の3日」を趣味やボランティア活動などの社会貢献に使うことも好ましい事だろう。大きな意味での社会貢献を会社が後押しすることになるし、前述のように社員が「深い気分転換」ができることによって、会社にとって有用なアイデアが生まれるのではないだろうか。

 週休3日制は、希望に満ちている。