音信不通、遅刻しても謝らない…
第二新卒に多い「モラルの低さ」

 第二新卒のあきれたエピソードとしてまず聞かれたのは、「仕事モラルの低さ」だ。3年以内に離職した若者の中には、どうしてもモラルの低い人がいる様子。以下にその声を紹介したい。

「昨年、第二新卒を2名採用したが、2人とも入って1ヵ月の間にミーティングに遅刻した。5分ほどの遅刻だったが、入社してすぐだからわずかな遅刻でも印象が悪い。しかも、どちらも『5分くらいなら大丈夫』といった様子で、きちんと謝ろうともしなかった」(39歳男性/イベント)

「採用人事を担当しているが、第二新卒の応募者は突然連絡が取れなくなったり、ばっくれたりということが多い。新卒は緊張しながら就職活動しているのでそういうことは少ないが、第二新卒は極端に多い印象」(28歳男性/IT)

 2つのエピソードは、「第二新卒だけに起き得る」という類のものではない。新卒社員や中途入社の社員でも起きる可能性はあるだろう。ただ、「第二新卒に多い」といった声が聞こえるのは興味深いところだ。

 それ以外には、こんな体験談もあった。

「第二新卒には、決して高いスキルを求めていない。でも、基本的な仕事の姿勢は身につけておいてほしい。新卒と同じでは困る。だからこそ、入社後のオリエンでまったくメモをしない人にはガッカリした。そこから教えなければならないのかと……」(30歳女性/人材)

 このエピソードは、第二新卒という立場の「曖昧さ」が原因かもしれない。第二新卒は中途ほど経験豊富ではないが、かといって「何もわかりません」では許されない。新卒ではないのだ。その微妙な位置付けがこういった声につながるのだろう。

「前職を辞めた経緯」を聞けば
あきれてしまうケースも続出

 第二新卒の採用でカギとなるのは、前職を辞めた経緯である。もちろんいろいろなパターンがあるが、それを聞いていく中であきれてしまうケースは多いようだ。

「大卒3年目の求職者と面接をしたときのこと。当初は『2ヵ月前に退職した』と話していたが、それは嘘だった。実際は1年ほど前に退職し、『しばらく何もしていなかった』とのこと。最初から正直に言ってくれれば、大きなマイナス材料にはならないのに」(35歳女性/人材)